2015年1月19日月曜日

幕末純情伝(1991)

自分は今までほとんど幕末を扱った大河ドラマも映画もちゃんとみたことがない。意味がぜんぜんわからなかったから。だがここ数年、司馬遼太郎の本をよく読んでだいたい理解できたので幕末と新撰組を描いた映画を見てみようかと。

1991年に当時のアイドル女優・牧瀬里穂が沖田総司を演じた「幕末純情伝」(角川)を見てみた。つかこうへいによる史実無視の舞台脚本の幕末青春グラフィティ。

坂本竜馬(渡辺謙)、土方歳三(杉本哲太)、近藤勇(伊武雅刀)というキャスト。柄本明の桂小五郎、津川雅彦の岩倉具視は完全にバケモノとして描かれている。石丸謙二郎の大久保、桜金造の西郷は小物。

女沖田と土方のラブコメ。ヘンタイ坂本がひっかき回す。謙さんにとっては黒歴史かもしれない。

ま、ぶっちゃけつまんなかったです。スター俳優を集めて話題作ってソロバン弾いてたような映画。時代を感じたし、もう、あえて今見るような作品じゃないと感じた。

けど、これがつまらないのは想像できてた。東京北区にはつかこうへい劇団があって、2回ほど見てみたことがあるのだが、自分はつかこうへい舞台がまったくダメで受け入れられない。面白いと感じたことは一瞬も無かった。内容を聞くと「あ、面白そう」って思うかもしれないけど、この在日韓国人劇作家の書く脚本は、自分で酔った熱い台詞を俳優たちに、チャンバラさせながら怒鳴り合わせる。舞台終盤の見せ場ではいつもこんなエレキギター歌謡のBGMだったな。「若者たち」で橋本愛はつか劇団に入ってたな。キリタニもつか舞台やってたな。

「つぐみ」で輝いていた牧瀬里穂がそれほど魅力的に感じられなかった。ただ、旬のアイドル女優に沖田総司を演じさせるってアイデアはどんどん使って欲しい。大河ドラマでの沖田は美少女アイドルが演じるのがお約束になってほしい。の○ねんれなとかで見たい。

吉田松陰の妹を描いた新大河ドラマが始まったが、視聴率が悪いと聞く。キャスト的にまったく見る気が起こらない。「八○の桜」で悪者になってしまった長州を主役にしてバランスとるからね、というN○Kからのメッセージか?報道メディアとしての自由を保つための現政権へのゴマスリか。

2 件のコメント:

  1. いつもと違って何だか言葉使いが乱暴ですね。何かあったのですか?

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  2. すまん。もうちょっとオブラートに包みたい。毎日嫌なことばかりだよ。

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