2014年12月3日水曜日

世界へ出たまさみ

昨年から今年、誰がどうみても長澤まさみの活躍ぶりはすごい。台湾ドラマに出演し世界的巨匠監督と女優日本代表として仕事をしている。まさみに匹敵する活動をしている女優は今の日本では他に見当たらない。

雑誌の類も出版ラッシュがずーっと続いていて、重度のオタならすべて買い揃えているのかもしれないが、貧しい自分はぜんぜん買っていない。だが先日、WHAT'S A FANTASISTA UTAMARO by “QUOTATION”というムック本を、定価で買うなら780円だが、古本で108円で手に入れた。存在は知っていたのだが実物を見たのは初めて。
表紙に刻印のような傷が数箇所あったけど、安い買い物。ファンタジスタ歌麻呂って誰?ファンタジスタさくらだなら知ってるけど。

なんでも広告業界で活躍するデザイナーらしい。強い原色のバックと同じ衣装で2.5次元を表現するらしい。特に詳しくは読んでいないので知らないまま。

で、まさみのグラビア&インタビューが10ページ掲載されている。それほど内容が濃いわけでもないが、まさみが台湾でドラマ出演したときのことが語られている。以下引用
今回お世話になったプロデューサーは、いろんな国の人が一緒に一つの作品を作るのが夢なんですって。それに、日本の漫画が大好きで、「タッチ」を見て今回お話をくれたんです。私から日本のドラマのことを学ぼうとしていたところもあったみたい。 
(現場は日本と)全然違う!テストなしで、すぐ本番入るとか。全編北京語だったから、結構毎回緊張してて。言葉は、難しかったけどすごく勉強したの。台詞の意味はもちろん理解しているけど、言葉の文法的な理解まではできていなかったから、自分の言葉でなかなか会話ができなくて。だからってみんな私に甘やかすことなく、結構厳しかったから辛いなって思う時もあった。
日本からスター女優を迎えてドラマをつくるというからまさみは丁重に扱われたかといえばそうでもなかった。現場は意外に厳しいものだった。日本語だって台詞を1行でも覚えるのは大変だ。まさみは主演だったので台詞も多く、並大抵のストレスではなかっただろう。それでもそんな現場に身を置こうとするまさみのチャレンジャーぷりがすごい。実はまさみは女優として野心的だしストイック。
そしてもう1冊、今年の5月に6日間フランスのカンヌに映画プロモーションのために滞在した長澤まさみに独占密着したNumero TOKYO 9月号も手に入れた。長澤のインタビューがとても読み応えがあって重要だし貴重。
本当はコンペティションで来たかったなとは思ったけど、プロモーションで来るっていうのもなかなかない機会だし、純粋に海外の映画祭は楽しそうだなって思っていたので、うれしかったです。カンヌについてもどんな場所なのか全くイメージできなかったけど、いろいろな映画を見ることが出来るとは聞いていて、日本では上映されない映画も見れたりするのかなぁ。行ってみたいなぁって。
ブランドのドレスをまとってカンヌを颯爽と歩く27歳まさみのセレブビューティーっぷりが見ていて生きるのが辛いなって思った。完全に遠くへ行ってしまった。ま、接近したこともないけど。

まさみにとってカンヌ一番の想い出はプレスカンファレンスだったという。自分の出た映画が世に出ることに喜びを感じたという。そして、巨匠ウー監督について、まさみは「とても厳しい監督で完璧さを求める人だから、撮影はとても大変だったりしました。」とキツイものだったことを認めている。監督からの指示とはどのようなものだったのか?
もともと予定になかった金城武さんとのキスシーンのときに、「雅子という存在の強さに愛と覚悟みたいなものを込めたいから、感情をもう少し強くぶつけてほしい」と言われたりしました。
(金城さんは)ものすごく真面目な方です。すごくひょうひょうとしていて、淡々と、でも仕事を一生懸命にやっている人という印象です。ちなみに今回はキスシーンしかないのに、ネットとかで私がヌードになってるという情報が流れていたりしてるんで、この場で訂正しておきます(笑)。
下衆の極み週刊誌発のウワサを聞かれてもないのに自分から触れて完全否定するまさみであった。そのサービス精神をあの男との交際のウワサにも適用してほしい。そして「太平輪」は自身にとってどんな作品になる?という質問に
どうだろう…。まだまだ、きっかけでしかないですね。もっと頑張らないといけない。ほんの少しの経験だったけど、他の国の人と仕事をするのって、やっぱり楽しいなって思いました。
まさみは本当に真面目でストイック。なんだか読んでいていろいろつらくなってきた。
仕事熱心過ぎるまさみに仕事以外の質問もさらっと投げかけてみたインタビュアー。「女性としての幸せはどうしましょうか?」の質問に
きれい事かもしれないけど、女性も男性と一緒で、仕事を一生懸命やって頑張っていると、キラキラ輝くものだと思う。恋愛はもちろん必要なものだし、パートナーと楽しく過ごせる日々があることはありがたいけれど、恋愛だけが女をきれいにするわけではない。今はそんな気持ちでいます。
これは一般論を言ってるだけ?なんか、この箇所だけクッキリ浮かび上がって見えた。自分は何度も何度も読み返した。できればそのままずっと仕事だけに邁進してほしい。あの男のことを連想すると気分が悪くなる……。まさみはまだまだきれいになるつもりか。それもつらい。あと意外だったのが、カンヌでやり残したこととして、
音楽が好きなので、カンヌのクラブとかに行ってみたかったかも。クラブって本当に行ったことがないんです。もしこのあと時間があったら、みんなで行きませんか(笑)?
まさみは毎晩のように酒を飲んで遊んで歩いているイメージがつきかけていたのだが、クラブは行ったことないって本当か?本当だとしたらちょっと安心。クラブなんて行く必要ない。ライブハウスだけでいい。

というわけで、この1冊はまさみオタなら手元に置いておきたい。

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