2014年10月27日月曜日

大人ドロップ(2014)

久しぶりに橋本愛映画祭。「大人ドロップ」を見た。
男女4人の高校最後の夏休みを描いた切ない青春の思い出。

トレーラー映像が軽いコメディー風なのでてっきり下品な方向の青春ムービーかと思っていたのだが、完全に予想を裏切られた。どの世代でもノスタルジックで切なく爽やかな後味を残す1本。大人になるってことは「あのときは痛かったなぁ」って笑えるようになることだな。見てよかった!

「まいったなと思った」って心の中で言ってばかりの、ハルキばりにスカした高3の主人公・池松壮亮と、主人公の唯一人の友人で、1学年に1人はいるどうみても30歳にしか見えないメガネ天パー・前野朋哉とのテンションの違い過ぎるやりとりと会話が見ていてとても面白い。池松壮亮は演技が竹野内豊っぽい。

小林涼子は顔がちょっとユニーク。「ブラ線見たら殺す」とか言う。制服をラフに着こなす短髪短パン娘キャラには自分も弱い。「正しいことって何?」とか、なんか、それぞれの会話が洗練されていて耳を傾けるのに苦労がいらない。脚本がいいんだろう。調べて見たら脚本・監督は飯塚健という人だ。「荒川アンダーザブリッジ」の人か!

そしてやっぱり橋本愛は特別な女優だと思う1本だった。存在感がすごい。美少女すぎてつらい。家庭の事情で主人公の元から突然いなくなる女子高生役のスペシャリストか?橋本愛と池松壮亮のふたりのコミュニケーション不全を見ていると「何でなん?」ってイライラする。ま、これがリアル現実世界か。切ない。

橋本愛ほどスクリーンでも実生活でも普通の男じゃ太刀打ちできない感出してる女優を他に知らない。

香椎由宇って声が変で惜しいなって思う。ヒロインの父の不倫相手。
主要キャストに名前のある黒猫チェルシー渡辺大知が一瞬しか映ってなくて逆にびっくり。エキストラじゃん。
担任英語教師役の馬渕英俚可はめちゃキツイめがねカマキリ役のスペシャリストだな。
主人公と友人がいつも落ち合っている場所が野菜の無人販売所。そこに農作業でやってくるエロ人妻・美波が意味がわからない。

橋本愛のメガネ小学生時代を演じた大友恋花の可愛さもヤヴァい。文化祭でチョコバナナ売ってる少女が気になったので調べて見たら上原実矩(うえはらみく)15歳だとわかった。ええっ?!台詞がチョイ下ネタ?!
というわけでネクストブレイクアイドル女優ウォッチャーも必見。

2 件のコメント:

  1. 小林涼子は安達祐実の変種。超童顔なのもロリコン好きの自分には注目ポイント。
    時代劇のお姫様から、「魔王」のヒロイン、「野田ともうします」の重松さんまで演技も幅広い。
    もっと、いっぱい出てほしいです。

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  2. そうか、誰かに似てると思ってたら安達祐美だったのか。どのドラマも見ていない……。

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