2014年8月8日金曜日

家入レオ JAPAN 2012年11月号 Bless You 誕生

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ROCKIN'ON JAPAN 2012年11月号に家入レオのインタビューを見つけたので購入した。

《愛なんていつも残酷でもう祈る価値ないよ》 10代の少女の口から出る言葉だとは信じたくないフレーズだ。この歌詞について答えている箇所を引いて読めるようにしておきたいと思った。インタビュアーはこの号に先立って「bridge」誌でもインタビューをした徳山弘基氏。1ページながら深く踏み込んだ内容になってる。ほんの一部だけ重要な箇所を紹介したい。
●まず《愛なんていつも残酷でもう 祈る価値ないよ》っていうインパクトのある歌詞、なぜこういうことを歌おうと思ったの? 

「これは小さい頃にずっと唱えてたというか、これで心を落ち着かせてた部分もあって。両親と離れ離れになって親戚の家を転々としていた時期があったんです。

(一部省略)

でも、そんな私を救ってくれたのが音楽なんてすね。音楽スクールに入ったんですけど、『ギターだけは自分で買って』って学校で言われた時に、母が車を売ってギターを買ってくれて。『頑張んなくちゃいけないな』って思って今ここにいるんです。

東京に来ていろんな人に会って、今まで愛に触れたくない自分がいて、でもこっちに来てやっと触れることができた。両親とも、傷付け合いながらもちゃんと距離が縮まっていったし。あと同世代の人から『大人との距離の取り方がわからない』っていうメッセージをもらったりするので、そういう人たちの気持ちを代弁していけたらいいなと思って、この〝Bless You″ を書きました」

●で、この"Bless You" を書いたことで自分の中で何が変わった?

「この"Bless You″、それこそ夏フェスでも歌いましたけど、一回歌う度に真っ黒だった感情がちょっとずつ白に近付いていくのがほんとにわかるんですよ(笑)」
泣いた。あの年のひたちなか海浜公園のSeaside Stageで「Bless You」を聴いた聴衆の内、この歌詞の意味を理解していた人がいったい何人いただろうか。今年も行きたかったんだが。自分も未だに大人との距離の取り方がわからない。自分より若い世代との接し方もわからないが。

ちなみに、家入が現在使用しているテイラーは母が車を売って買ったものではなく、デビューを記念して西尾氏が贈ったものである。

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