2014年5月13日火曜日

長澤まさみ、中野区の青春

長澤まさみは中2で故郷の磐田から2001年に上京、中野区に住み中野九中に転校したことはまさみオタの間で広く知られている。
だが、まさみは今まで中野区時代の話はあまりしてこなかったように思うのだが、まさみ研究者にとって驚きの新資料が4月に出版された。

「TOmag 中野区特集」(SPACE SHOWER BOOKs)だ。長澤まさみと中野区についてをテーマに8ページのグラビアとインタビューを展開。インタビュアーは中野在住歴20年以上の掟ポルシェ氏!

これ、買わないつもりでいたのだが、本屋で見かけてちょっと立ち読みした段階で購入を決意。1,080円もしたが、まさみオタは必ず買わないといけないと感じた。

イン〇タグラムで中学の同窓会的な集まりがあったことは知っていた。まさみの中学時代の同級生たちはすでに一部がママになったりしていた。この集まりはこの雑誌の企画だったのだ。

長澤は「東京に来たばかりのころは、東京といえば中野のイメージしかなかった」「中野は第2の故郷」とまで語っている。この取材のために長澤は友人14人に声をかけ、内6人が取材の公園に集結。

これは以前にSWITCHでも語っていた堀越でも仲良しだった「べんじょ組」か?誰も長澤に仕事の話を訊いてきたりしないという。
「私はあまり芸能人っぽくなりたくなかった」など、長澤まさみの人となりがわかる良いインタビューなのでまさみオタ、まさみ研究者にとって必携かもしれない1冊だ。

そして、長澤は高1で「セカチュー」でブレイクしてからも「中野坂上に2年くらい住んでいた」という事実を自分は初めて知った。中野坂上から堀越まで通っていたのか。当時、路を張っていたパパラッチたちには知られていたことかもしれないが。

さらに衝撃だったのが、中学時代の長澤まさみは「紅葉山公園の前の道を挟んだ辺りに住んでいた」という。遊んでいた場所は「中野ブロードウェイ」「サンモール」「城山公園」「ゼロホールの図書館で雑誌とか読んでた」など、具体的な場所の名前が!
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自炊していた中学生まさみ、「リュック背負って中野坂上のオリンピックに食材を買い出しにかなり頻繁に行ってた」「一人鍋とか、揚げ物とかしてた」という証言にも衝撃を受けた。(そのイメージ図) 

本当にそんな光景が現実にあったんだな。まさみの言葉をほんの一部だけ引用
「東京に来てすぐの頃は、そんなに仕事がたくさんあったわけじゃなかったし、遊ぶ暇はありましたよ。最初の中野の家は、同じ事務所の女優さんとルームシェアしてたんですけど、自分の事は自分でやらなきゃいけないし、家事の方が大変だったかも。」
ここでまさみが言う「女優さん」とは大塚ちひろのことだ。まさみと同じく2000年の東宝シンデレラオーディションで審査員特別賞で芸能界入り。現在もまさみと同じ東宝芸能で、芸名を本名の大塚千弘に変えて女優として活躍中。まさみオタには明らかなのに「同じ事務所の女優さん」なんて言うから、「え!?ひょっとして芸能界を引退した?」って慌てて調べてしまった。

二人で一緒に食事のシーンとかはなかったっぽい。まさみより2学年上だったし…気が合わなかった?ルームシェアはそれほどいい思い出でもなかったのかもしれない。あまり語らない。

最後にプチトリビア

長澤まさみは強風の吹くある日、「中野坂上の交差点で母と子を乗せた自転車が横転、道路の方に転がっていく子どもを目撃。すぐ走り出し、抱きかかえて救助した」ことがあるんだそうだ。まさみにとってそれが中野坂上で一番の思い出だという。まさみの人となりがわかるエピソードだ。

まさみは今でこそ「仕事の鬼」「馬車馬」のごとく仕事を詰め込んで働いているが、中学生時代は暇だった……なんてことはない。デビュー直後の中学生当時からスーパーアイドル。CMにグラビアにドラマに活躍していた。
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地元の銀行のキャラクターをつとめた
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アイドルなら誰でも憧れるお菓子のCMも

PS. 最近また新たな事実が明らかになった。最新映画「WOOD JOB!」のoriconのインタビューで長澤まさみの口から「矢口監督の映画のオーディションを落ちたことがある」という衝撃発言が出た。

この話は阿川佐和子との対談番組でも長澤本人が話してた。「アカデミーナイト」という映画宣伝番組で矢口史靖監督の口からも出た。

以前の映画でオーディションしたときに、長澤まさみで決まりかけたのだが、別の女優に決まったことがあったそうだ。日本アカデミー賞でテーブルが隣り合わせになったとき、「オーディションのときはどうも!」と明るく挨拶した長澤に、矢口は「それ、言っちゃダメ!」と制したという。

役者と映画監督、プロデューサーが仕事上知りえたことやオーディションのことをむやみに外で喋ることはタブーらしい。
二人の間で相談の末、このエピソードは解禁になったのかもしれない。二人の話を総合すると、これは2005年2月18日の日本アカデミー賞授賞式でのことではなかったか。

となると、“長澤が決まりかけていたのに落とされたオーディション”とは「スウィングガールズ」か?!歴史にIFはないのだが、上野樹里主演ではなく長澤まさみ主演「スウィングガールズ」が存在していた可能性があったわけだ。まさみがサックス吹いていた可能性があった。
だが、自分はまさみがやる可能性のあった役は本仮屋ユイカ演じたトロンボーン担当だったのではないか?と感じてる。この役はまさみにぴったりだったように思っている。

「王様のブランチ」に「WOOD JOB!」チームが宣伝のために出演した。番組MCの本仮屋ユイカが矢口監督に「スウィングガールズ以来ですね」と挨拶した。二人の間にいた長澤がどんな表情をするのか注目していたのだが、そこは画面に映らなかった。

本仮屋は長澤と同じ年。オーディションで何度も顔を合わせた可能性もある。オーディションを受けた側と選んだ側が時空を越えて再び顔を合わせた。

「WOOD JOB!」で共演の伊藤英明にしても、2000年に「クロスファイア」で長澤と共演している。撮影当時、伊藤24歳、まさみ12歳。時の経過というものはそれ自体がドラマ。

4 件のコメント:

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    こんばんは。
    「サワコの朝」見ました。
    セカチューで、丸坊主にしたエピソードが、「金八先生の息子さんに負けたくありません」だったのが笑いました。
    私が彼女を初めて知ったのは、ロボコンだったと思います。
    大人になりましたよね~。

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    実は「ロボコン」がまさみ史上最高の1本。
    丸坊主のときはカツラで堀越に登校。まさみは暖簾と風が恐かったそうだ。
    ちなみに自分は「クロスファイア」からまさみファンだが、まさみは来月で27歳。キレイすぎてつらい。

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  3. まさみ好き2014年5月13日 23:15

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    この資料はまさみ研究者必携ですね。さすがブロガーさん。スーパー買い出しエピソードが健気でもう…
    本日のwowowぷらすとという番組内で監督が語ったところから察するに、例のオーディションで別の女優さんに決まった背景には、セカチューの大ヒットがあったようです。まあそれだけが理由じゃないかもしれないですが。
    その後巡り巡って新たな映画で起用されることになるとは、縁とは不思議なものですね。ウッジョブは健やかでワイルドなまさみが素敵でした。

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    なるほど、確かにセカチューは大ヒットしすぎた。チーム矢口からすると脇役で使うのもなんだし、可憐なまさみが鼻水たらしてイノシシに追いかけられるのもどうかと思ったのかも。
    ウッジョブはDVDになるまで見れないな。

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