2014年3月23日日曜日

ビブリア古書堂

たまたまきまぐれでこの本を読み始めた。「ビブリア古書堂の事件手帖」(2011 メディアワークス文庫)の1巻と2巻。1と2だけが105円でそこにあったので。

パラパラとめくってみて北鎌倉や大船が舞台らしい。北鎌倉は何度も行っているのでなんとなくイメージしやすい。
中古でよく見かけるということは、それほど面白くないんじゃないか……って心配していた。

結論から言って、面白かった。著者は三上延という人だが、どんな人なのかまったく知らない。
自分は週に1回ぐらいの割合で古本屋へいくのだが、この本は個人経営古書店サイドからの視点が新鮮だった。

自分はたいてい105円の本しか買わないので、この本に登場するような稀少本たちとはまったく無縁。だが、古本ウンチクがとても興味深かった。数回は「へぇ」ってうなった。それでいて手ごろなライト感。
膨大な本に関する知識を持った女店主が、古本の謎を明晰な頭脳でたちどころに解いていく。こんな本、初めて読んだ。

その謎が些細な日常的なものばかり。人が死んだり、刑事が出てきたりする必要なんかまったくない。それでいて興味深い物語が作れてる。日常にはこんなにも謎があふれている。

テレビドラマが医者か刑事ものばっかりでくだらなくてまったく見る気がしない。3巻4巻も読もうと思う。

ヒロインは美人で内向的で巨乳という設定。ちょっと思い浮かぶ女優がいない。自分としてはガッキーが希望。え?!もうドラマ化された?今までこういった本に関心がなくて、全然知らなかった。

3 件のコメント:

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    「ビブリオ」。キャスト見たとき、みる気が無くなりました。イメージ違いすぎる(長髪、巨乳じゃないし) だからドラマの内容については何もコメントできませんが。原作ファンの怒りと落胆ばかりが目立ってましたね。低視聴率だったし。
    日常ミステリは、匿名作家の北村薫が「空飛ぶ馬」で各種ベストの上位を独占して以来、一つのジャンルになったみたいです。米澤穂信、加納朋子・・いまや素敵な作家が目白押しです。
    北村薫のシリーズの主人公「私」は凛々しく、知的で真っ直ぐなヒロイン。素晴らしい文章と日常の思いがけない謎解きの鮮やかさで魅力あります。描写がリアルで素晴らしいので、当時の読者は作者は「私」と等身大のうら若き女性だと信じていたそうです。
    直木賞受賞の頃には正体明かしていましたが、そうでなければ佐村河内状態?
    イメージというのは恐ろしいですね。

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    日常ミステリというジャンルがあるのですか、それは時代の変化かも。
    じつは、剛力ビブリアを借りて見ようと思ってツタヤ行ったけど、1巻が借りられてて断念。そんなに評判が悪いなら、他の見るかな。
    剛力ビブリアの嫌われぶりを読んでると気の毒になってくる。あんな店員いたら毎日行くと思う。ビブリオはひどいw

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    失礼しました。
    全然気がつかなかった。
    かっこ悪すぎますよね。

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