「恋するマドリ もうひとつの物語たち」（2007）

村上桃子著「恋するマドリ　もうひとつの物語たち」（2007 リンダブックス）がそこに105円であったので手に取った。ぶっちゃけ表紙がガッキーでなければ買っていない。ガッキーオタなら持っていてもいいかもしれないと思って。

それにしても誰かに読まれた痕跡がまったくない1冊だった。表紙とほぼ同じデザインの栞カードも挟まっていた。

2007年公開の映画「恋するマドリ」はPerfumeのかしゆかもお気に入りの映画として名前を挙げていた。

新垣結衣主演作品の中で、自分はこれを一番に推す。面白かったし、もっと評価されていい。上京ひとりぐらし女子大生ライフ、部屋と家具に焦点、そこに現れる気になる男……。とくに何も起こらない映画。 等身大で背伸びしてないJDファッションのガッキーが美しい。

この本は7つの短編から構成されている。女子大生の年代のヒロインたち7人の7つの物語。驚いたことに映画「恋するマドリ」とは何ら関係がない。

アパートでひとりぐらしを始めて男と出会う…そんな「恋するマドリ」の世界観で統一されている。どこから読んでも構わない。難しい漢字も言葉もなく、1ページの活字密度が低い。小中学生でもすらすら読めるノベル。大人の男はまず読まない。

ま、読んだ後にそれほど印象に残ることもなかった。どれも若手女優で30分ほどのドラマにできそうな内容ではある。

PS. ガッキーの最新出演作はスナイパー役だった。警察特殊部隊のドラマだが、まったく興味ない。

絶対悪のテロリストに立ち向かう警察……、それは見えないところでしっかり頑張っていてくれ。
視聴率のてこ入れとはいっても、そこはガッキーじゃないと思う。防護服似合ってない。

自分にはガッキーほど「女性」を感じさせる女性は他にいない。自分は自衛隊広報ドラマもガッキーが出ていても第2話で見るのやめた。TBSのドラマはかなりの確率でつまらない。