2014年3月31日月曜日

トイカメラ E02 で撮る

安価なトイカメラを手に入れて撮影に行くことが日常の趣味になってしまった。今度はこれを315円で手に入れた。E02 と書いてある。イオス?って読んだけど、イーゼロツーというカメラらしい。
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肩からかけているとどうみても高級そうな一眼レフカメラに見えると思うのだが、これがとんでもない「斜め上」なお笑いバカカメラだった。

E02_2
このカメラはつい最近まで雑貨店でデッドストックもあったらしい。1,000円をきる価格で販売されていたらしい。今でもよく見かけるトイカメラらしい。パンフォーカスでシャッター1速だがモータードライブでフィルム送りは単三電池×2使用のフルオート。

E02_3
なんと、ウエストレベルファインダーが付いているのだが、レンズが縦に2つあるので二眼レフ!w 高級な一眼レフカメラに似せるための苦肉の策か?絞りはお天気マークで4段階選べる。それにしてもこのカメラを設計した人物には感心した。天才かもしれん。開発した人はすごい。セルフタイマーや赤目軽減機能まである!外付けフラッシュもシンクロできる!

だが、がんばって余計な機能までつけてみたのはいいが、工作精度がしょーもない。絞りを選ぶとレンズ部分が前へ繰り出すが、実際はテキトーになんとなくしか絞りが動いていない。
ここ、何とかできないか?と工夫したものの結局なんともならなかった。セルフタイマーもプラの歯車が回る機構があるのだが、3秒って使い物にならんだろう。

シャッター速度は自前計測の結果1/250と判明したが、お天気マーク下に書いてある絞り値はまったく信頼できない。フィルム面は湾曲させることで歪みを軽減させている。

前の持ち主が落下させたのか底部プラスチックカバーが割れていた。だが、そんなものは強力接着剤で張り合わせればなんの問題もなく修復。分解して内部を観察してみたのだが、中に余計な「重り」金属が入っていた。何のために?高級感のため?手振れ防止のため?

フィルターらしきものも付いていたのだが、傷もあるし、効果があるとも思えないので放棄した。
ではいつものように試写にいった結果がこれ。使用フィルムはフジ業務用100
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撮影するたびにグガアァ~と安い音をたててフィルムを巻き上げてくれる。どの写真も四隅がなんとなく歪んで見える。二眼なので構図を決めるときはやや上にしないと、近くの被写体だと上部が見切れてしまう。2~5メートル付近の被写体の中央部分によくピントが合っている。

というわけで、十分に楽しく遊べるカメラだった。トイカメラは10年ほど前から続く大人も子どもも楽しめる趣味。こんな棄てられたカメラも使ってあげないともったいない!

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