2014年1月17日金曜日

岩殿山で夜明けを

中央道大月JCTのあたり、下り車線の右手にとても印象的な荒々しい岩肌の山がある。大月のシンボルと言ってもいい岩殿山だ。中央線大月駅のホームからもよく見える。大寒波襲来中のとある日、友人と急遽、この山へ出かけた。3年ほど前に別の友人Tと登ってみて楽しい思い出があった山なので、友人Fに提案した。

朝4時に準備して友人と車で出発。まだ暗い5時50分頃から上り始める。といってもこの山は武田氏滅亡の山。ヘッドランプを装備して登るのだが、真っ暗登山はちょっと怖い。この山は大月駅側から登るとずっと背面に富士山が見えている。気温は手元の計測で氷点下7℃。何を好き好んでこんな寒い中…。寒いので休息もとらずにずんずん登る。

岩殿山は公園として整備されていて暗くても道に迷うことはない。だんだん夜が明けていく大月の街をiPhoneで写真に撮る。真ん中付近の棒状の光は中央線大月駅。
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最後の写真は岩殿山の山頂(634m)から7時19分に撮ったもの。直で登って30分ほどの手軽な山。山と空は明るいが、大月市街はどこも日が当たっていない。凍りついたままだった。空気が乾燥しきっていて澄み渡っていて、日がそれほど赤くならない。寒い中お湯を沸かしてカップ麺を食べ、コーヒーを飲んで30分ほど過ごしてきた。
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岩殿山はこんな巨石がごろごろした山。かつて武田方の武将が城を築いていた。

天気のいい日なら普通の運動靴でも登れる手軽な山。桜の名所でもあるので近くの人は是非一度登ってみることをオススメ。

難攻不落の山城にもやがて悲しい運命がやってくる。
戦国時代の悲劇を伝える恐ろしい場所まで1時間ちょっとかけて足を伸ばす。

つづく

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