2013年11月5日火曜日

武蔵国分寺跡を訪ねて

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中央線沿線の国分寺市はその名の通りかつてそこに国分寺があった。ここへ来れば十分に太古のロマンを感じることができる。
近年さらに発掘と整備が進んでいるので、一度行くことをオススメする場所。

今回は「三億円事件」の旅でここを訪れたのだが、天平の昔、ここに七重の塔が立つ大伽藍があった。1270年前のことだ。
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昔の写真だとこの辺りは畑が広がっていて、低層住宅が密集していたのだが、発掘のために立ち退いてもらったんだろう。公園として整備。資料館も併設。国分寺市民が郷土に誇りを持てるように展示。

「お鷹の道」という湧き水と小川の流れる自然散策路の小径がある。以前から一度歩いてみたい場所だったのだが今回初めて来た。
カフェでコーヒー。自分の持っていたカメラがステキだと店員に褒められた。こんなの初めて。
付近の農家でネギとほうれん草、柚子をお土産に買う。
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100円払って資料館を見学。
豪邸だ。このあたり一帯は本多家のもの。
鷹狩りの場でもあった。もともとあった国分寺は分倍河原の合戦のときに消失。
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国分寺跡の発掘で数多くの瓦が出土。こんな風に実物に触れることができるコーナーもある。

だが、なんといっても自分の目を引いたのは、発掘調査中に土の中から掘り起こされたという銅製の観音菩薩立像。なんと白鳳時代のもので、関東でも最古の部類。

火災で焼けた跡がある小さな仏像。これを掘り起こした人はびっくりしただろうな。
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「ありがたいありがたい」と手をあわせてきた。国分寺市の宝だね。

PS. 今回の国分寺散歩で、長年(5年ぐらい)使ったり使わなかったりして愛用していたOlympus PEN S 2.8 のシャッターが完全に動かなくなった。今年の春ごろからシャッターが切れたり切れなかったりして安定していなかったが、ついに完全フリーズ……orz

このカメラは過去何度も自分でカバーを外してだましだまし使ってきたのだが、もうあきらめた。シャッターを直せる自信は無い。シャッターユニット部を取りはずすのにも専用の工具がいる。7000円ぐらい必要だし、カメラを分解し組み立てるのには数日必要になる。その間何もできなくなる。

2 件のコメント:

  1. 川崎鶴見U2013年11月6日 0:46

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    創建が、8世紀半ばの750年代末から760年代初って
    752年  東大寺大仏の開眼供養
    753年 鑑真が日本に到着 
    この辺り。
    国分寺は東大寺が総本山。基本は七重の塔とそこに収める法華経の写経だそうですが、当然釈迦像もあったはず
    やっぱり武蔵の国にも大仏さまがおられたのでしょうか・・・
    カメラ 惜しいですね。

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    小銭ばかり失っていくフィルムカメラからもう足を洗おうと思ったけど……、1ヶ月をメドに少しずつ分解してみようと思う。

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