2013年7月11日木曜日

「隠し砦の三悪人」THE LAST PRICESS 映画パンフ

長澤まさみ姫と豪華キャストで製作された2008年のクロサワリメーク「隠し砦の三悪人」の映画パンフを105円で見つけた。まさみオタの自分でもこれはまだ持ってなかったので連れ帰った。

まさみのカットが少ない。
このときまさみ20歳。公開時期に放送されていたドラマ「ラスト・フレンズ」でのミチル役が女性たちに絶不評。だがこの映画でのまさみの凛としたたたずまいはかっこいい。

最初の登場シーンから「えっ?!」っていうぐらいにまさみの台詞がイキってる。このパンフによると「台詞を力強く、怒鳴っているぐらいに勢いを持って言って欲しい」という監督からの指示があったそうだ。
この段階でまさみは「自分の怒りをぶつけて声を張り上げてるだけの女性にはしたくなかった」「声の加減はとても難しかった」と戸惑ってる。しかも撮影が過酷だった。
寒すぎて、自然に殺されるかと思いました(笑)。特に雪姫が武蔵に「裏切り御免」と詫びるところは阿蘇で撮影したんですが、風も砂も吹き荒れて本当に寒かった。あの寒さを乗り切った自分を、褒めてもいいと思いましたよ(笑)。
まさみがそれほどまで苦労して演じた映画だったが、長年のまさみウォッチャーの自分にとってこの映画はまさみのワースト。DVDで1回見たっきり。地上波で放送されたときも録画したけどちょこっと見て消した。
このパンフはほとんどのページが製作スタッフたちによる「面白い映画をつくろう」という製作日記。だが結果として多くのまさみファンに忘れられてる。

この社会には映画としてもっと描くべき素材はまだまだあると思う。クロサワ作品さながらのリアルに汚い土まみれ姿とか、お姫さま的着物姿とかスタイルの良過ぎるまさみには似合わないと思う。

巻末にクロサワオリジナルのポスター的な資料なども掲載されている。見る人にとっては面白いかもしれない。

脚本が面白くなかったので、クロサワオリジナルもきっと面白くないとネガティブになってしまい見ていない。雪姫の眉毛が釣りあがりすぎだ。ちょっと前に「羅生門」に挑戦したけど途中で見るの止めてしまった。

2 件のコメント:

  1. SECRET: 0
    PASS:
    オリジナルは「スターウォーズ」の元ネタというので2度ほど見ましたが、
    評判ほど面白くはなかった。
    ヒロイン以外の殆んどの俳優が「七人の侍」と被っているからでしょう。
    あと「続夕陽のガンマン」の元ネタにもなっていたかも。
    オリジナルでは主役だったC-3POとR2-D2役もスターウォーズの方が面白い。
    何よりタイトルに違和感がありましたね。
    リメイクは雪姫と阿部ちゃん以外は、どうやったら面白くなるんだというような情けないキャストですね。

    返信削除
  2. SECRET: 0
    PASS:
    あ、その話聞いたことある。C3POとR2D2はあのふたりがモデルなんだ!
    この映画は「もっと面白くできる!」って感じることすらできなかった。オリジナルもそれほどでないなら見送ろっと。

    返信削除