別にぜんぜん好きな曲じゃないしそれほど気にならない曲。1回スルーしたけど、聴きたくなったときにそれほど手に入りやすい盤というわけでもないので後日電車に乗って買ってきた。500円。
Shostakovich SYMPHONY No.11 Op.103 Kirill Kondrashin cond. Moscow Philharmonic Orchestra 1973 МЕЛОДИЯ
1957年に書かれた曲で「1905年」というタイトルがついている。そう、これは音で聴く「血の日曜日事件」。暗くて重たい。書かれた時期的に「ハンガリー動乱」のことも念頭にあったようだと言われてる。高校の世界史でこの事件の名前を聞いた時、なんかワクワクしてしまった。自分は「〇〇事件」と聞くとロマンのようなものを感じる。昔、「下山事件」「帝銀事件」の現場を見に行ったりしたことがある。今、「2.26事件」めぐりがしたい。
コンドラシンは昔の映画でみるような「苦みばしった」いい男。指揮っぷりがかっこいい。デモ隊鎮圧部隊の足取りも軽やかだ。音もそんなに悪すぎることはないし、初めてこの曲がいい曲に思えた。というわけでタコオタでもない自分にとって同曲暫定1位。
ところが、調べてみるとどうやらこれは悪名高いチェコ・プラガによる捏造偽音源！えぇぇ…。 harmonia mundi と LE CHANT DU MONDEが流通させてるmade in France盤なのにそんなことが！フランス人たちもだまされた被害者なのか。
どうやらこれは1959年のメロディヤのスタジオ録音と同一のものらしい。その音源もってなかったし「初演」の音がひどいので、「じゃあ、まいっか」と。
しかし、演奏は厳しさを感じさせる。やっぱりそんなに音がよくないけど年代を考えるとそれほど悪くもない。が、曲が終わると……ライブを取り繕うために「拍手」が付け加えられている！これはいけない。これさえなければ自分的に問題なしだったのに。
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最近はブックオフで買った音楽の友社「交響曲読本」というＭＯＯＫ本を活用しています。
で、交響曲で聴くのはシベリウス５０％、残りはヴォーン・ウィリアムズ、ブルックナー、ドヴォルザークあたりなのですが、ブロガーさんの記事に触発されて、ショスタコの項目に目を通してみると、ＢＯＸまで持っているにも関わらず（タワレコで格安だった）、まともに聴いたといえるのは5番ぐらいでした。しかもＢＯＸに交響曲は10番までしか収められてなかった。いまのままではＹＵＩ様復帰までに11番にたどり着けるかは疑問です。でも、まあブックオフでインバル盤あたりを目安に、めぐり合えたら聴いてみたいと思います。
私にとってのショスタコは、ピアノ協奏曲第2番というマイナーな作品の2楽章が、あらゆるクラシックのピアノ曲の中でもＴＯＰ３に入るほど好きです。これは深夜耳元で聴くと知らず泣けたりするほど清冽な美しい曲です。
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かなりクラお好きなようですね。
シベは好きですが、ブル、Wウｌリアムズはかなり苦手です。
タコは5番聴いてダメだと11番はもっとダメかも……。
タコP2はディズニー「ファンタジア2000」で使われたせいか人気ありますね。タコらしくない、誰が聴いても美しい曲。これが好きならラヴェルのピアノ協奏曲も好きでしょう。
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私自身は部活が弦楽でしたが、クラシックが好きになったのは、映画が好きだったことが影響しています。映画主題歌から発展していったり、音楽映画が好きだったり。
ラヴェルも好きです。なんかキラキラした感じが絵画を見ているようです。
ありきたりですが「亡き王女のためのパヴァーヌ」とかが好きです。
あとラフマニノフ。フォーレも良く効いています。ショスタコも5番だけは好きです。