2013年1月4日金曜日

スタンリー・キューブリック 「ロリータ」(1962)

スタンリー・キューブリックがウラジーミル・ナボコフの「ロリータ」で映画を撮ってるって最近まで知らなかった。これまで何度かナボコフの「ロリータ」を手に取ろうとしたのだが、なかなか読む時間がなく、映画を見て「読んだ気分になろう」というわけで視聴開始。

開始早々いきなり殺人の現場を見せられる。キューブリックらしさを感じさせる描き方だ。「ロリータ」ってアメリカが舞台だったの?こんな話だったの?驚きの連続だ。

「博士の異常な愛情」でおなじみのピーター・セラーズが気持ち悪くて怖い!あまりかかわりたくない人物だ。
この映画を日本でリメイクするとしたらキャストはどうしよう?などと考えるのだが、主演の2人に適当な俳優が見当たらない。だが、このキモチワルイ人物はぜひ「バナナマン日村」でお願いしたい。でもそれだと相当笑ってしまう作品になるだろうな。

主人公の大学の仏詩のセンセイ、15歳の女の子のペディキュア塗って……何しとん!?
田山花袋の「蒲団」のような失笑シーン連発。怖いわ!
だが、こっちはアメリカが舞台。ず~っと少女と口論、少女の母親(この人がいちばん哀れ)と口論、病院で騒いであわや拘束着と騒々しい。
この映画のほとんどが口論シーン。そりゃ周囲もなんかおかしいって気づくだろ。女の子に手玉に取られる。哀れ……。

ほんとに「ロリータ」ってこんな雰囲気の作品なんだろうか?ホテルでの補助ベッドのシーンがどうみてもドタバタコント。面白すぎるシーンが多い。なぜ?

2 件のコメント:

  1. 新宮の町内会長2013年1月6日 11:40

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    パゾリーニの「ソドムの市」ご覧になった
    ことありますか? この作品で、なにを
    訴えたいのか全然理解できないのですが
    視野の広いブロガ-さんなら見てそうなの
    で。。。。

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    それすごく有名だけど、まだ見る勇気ないです。

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