Perfume WORLD TOUR 1st Singapore LIVE VIEWING @TOHOシネマズ府中

Perfumeにとって初のWORLD TOUR （実際は東アジアのみだが）がついにシンガポール・ファイナル！このツアーを聞いたときは先のこと過ぎて終わる日が来るとはとても思えなかった。ひょっとしたら見にいけるかも？ってぼんやりと考えていたけど、そんなに甘いものでなく、遠く離れた日本の映画館で、ライブビューイングという時代の最先端技術によって見ることができた。今日まで一切の情報を遮断してこの日に臨んだ。

1時間ほど前にTOHOシネマズ府中に友人といっしょに着くと、例の見慣れたウインドブレーカー姿の男たちがちらちらと視界に入ってくる。

PTA席だったせいかほぼ真ん中という素晴らしい席だった。見やすいし、音も一番よく聴こえる場所のはず。ツアーT1枚だけ買い求め、着席して開演を待つ。

Perfumeのライブは常に感動的だが、シンガポール公演も、それは素晴らしいものだった。

言葉のコミュニケーションという難しい課題は、この3人ならではの方法で乗り越えた。同時通訳を買って出てくれたウメさんというミラクルガールがシングリッシュでたちどころに会場を埋めつくした海外の熱い同志たちに伝える。驚くべき人材！しかし、半分以上の人は日本語を理解しているように思えた。

あ～ちゃんは感謝の熱い想いを伝える。シンガポールに朝5時に到着したときの様子、取材カメラマンが個性的だったというような、なんでもないことすべてをコミカルに伝えて笑いをとる。

そして、夏以来久しぶりに3人を見たけど、もうため息しかないほどにどんどん美しくなってしまっている。この3人は日本の宝！スタイルがカンペキ！そして笑顔がステキ！

4公演目でダンスがキレッキレ！誰も到達できないレベル！

もし、現地シンガポールで、新edgeやシークレットシークレットを聴けたら、軽く死んでた。偉大なセットリストだったと思う。グループ分けは「ま…」を聞いただけですぐにわかった。シンガポールといえばアレしかない。現地のオーディエンスの反応もよかった。

ただ、不満もあった。やはり通常のライブとは違う。それほど楽しいものでもない。家で仲間うちだけでじっくりと見たほうがいいと思った。どうやら立ったままではいけないらしいのだ。
ずっと立っている人は2割ぐらいしかいなかった。盛り上がるべきところでは半分以上はたってノリノリだったが。あと、音圧はあと10の5乗は上げてほしかった。

もし2回目があってもたぶん行くと思うが、もうパフュTは着ていかないと思う。着ていったところで、「同志」がいると認識できる程度。ライブのようにフィジカルがぶつかりあう「祭り」のような高揚は得られない。しょせんは外野だ。こちらの反応は向こう側の3人にはとどかない。

アンコール前のあ～ちゃんのMCによると、ローカル徳間ではまったく海外へ出て行くことが不可能だったらしい。「本当は日本の外に出たくなかった」と本音ものぞかせたが、多くの人の後押しで、勇気を持って一歩を踏み出せたことを感謝していた。感動的だった。

映画ドラえもんの主題歌に新曲が決定しているそうだが、ドラえもん登場はいらないもん。

ここに記念碑的一夜の記録を留める

Perfume WORLD TOUR 1st Singapore @*SCAPE 2012/11/24 セットリスト
01.MUSIC from GROBAL SITE
02.Night Flight
03.コンピューターシティ
04.エレクトロ・ワールド
MC + Butterfly
05.Spending all my time
06.レーザービーム
07.edge
08.love the world
09.Dream Fighter
10.ねぇ
P.T.A.のコーナー
11.シークレットシークレット
12.FAKE IT
13.チョコレイト・ディスコ
14.ポリリズム
アンコール
01.Spring of Life
02.心のスポーツ
03.MY COLOR

PS. ところで何で「府中」を選んだのか？まあ友人と行くのに都合がよかったのと、都心は人気で難しいらしいと不安になったから。しかし、府中といえば「東京競馬場」だ。日本で今日のライブビューイングに参加した人の中で、日中に「Spending all my time」と「お馬タイム」両方を楽しむことができたのは府中と京都に参加した人ぐらいだったかもしれない。

といっても自分はまったく競馬に詳しくないどころか、競馬の何もわかっちゃいない。馬にも関心がない。人生で3回目ぐらい？以前の職場の人たちがみんな競馬が好きな人たちだったから、一度付き合いで行ったことがあったぐらい。

基本的なこともなにもわからない。いっしょに行ったパフュ友も人生で初めて競馬場に来た。

馬券の買い方も自分は「単勝」しか、マークシートの書き方がわからない。でもまあ、それでいい。それほど今後競馬に関わることがあるとは思えない。今回、Perfumeの曲にあってもおかしくないような名前の馬を選んだ。当てようとも思っていない。

「ま・ま・ま・ましゅまろ～♪」「べーべべべべべべべべべべべべべ～♪」

結果、馬群に消えた……。まあ、200円しか馬券に使わない。競馬場の食事が目的。