市川崑の金田一シリーズが後世の作品に与えた影響は大きい。この作品もところどころに金田一シリーズ愛が感じられる。とぼけたユーモアと悲しい人間ドラマ。ただし、毎回毎回ふざけすぎ。小ネタがうるさい。自分的に矢部が出てくるとテンション下がる。ぜんぜん面白くない。
ただ全体としては過去のシリーズで一番おもしろかった。白馬にまたがる松平健がすっげえインパクト!怪優だった。怪演だった。シリーズ最強キャラ!あと、藤木と片瀬がなぜこんな役?誰だかわからなかったわ。
シリーズ10周年ということで、第1作の「母の泉」の話が出てきて驚いた。霊能力者山田奈緒子の謎とか解けるのかな?と思ったけど、全部は明かしてくれない。20歳だった仲間は30歳になっていた。相変わらずのロングスカートにもこもこしたニット姿で、上田とせこ~い低レベルの争い。いや、人間とは本来これぐらいせこ~い存在なはずだ。このドラマの誕生は画期的だったが、いい脚本が続かなかったのが残念だ。特典の予告編集をみたけど、番宣CMを何パターンつくっとん!ってツッこんだわ。くだらない。
この映画についてなんら予備知識なく見始めていて、久しぶりに夏帆ちゃんを見て心癒された。この子の目はまるで藤子不二夫マンガのようだ。目が縦に長い。訛りがかわいい。どんぐりみたいなニット帽がマジかわいい。
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