2012年4月23日月曜日

PATiPATi 2005年12月号 crossroad

Yui_patipati0512

LIFEのインタビューがこれほど多いとは気づいていなかった。この曲はそれだけ自信作だったんだろう。これPATiPATi 2005年12月号も埼玉方面のブックオフで105円で手に入れることができた。まず、LIFEのコードについて
「そうですね、ちょっと変わったコード感だったりするんで。だからギターをやってる方がなんとなくこの曲を弾いたときに『あれっ、面白いコードだな』みたいに思ってくれたらうれしいなって。」
たしかにYUIのほかの曲にもこんなコードの曲はない。とてもユニーク。

この号では、むしろcrossroadについてYUIが説明している箇所が重要
「わかりやすい曲のメロディーはこういう感じっていうものが、自分の中にあるんですけど。このメロディーはその理想に沿って作れた気がしていて。でも‥‥、今思い出したんですけど、この曲を作ったときはピアノだった気がする‥‥。こんな感じの曲を作りたいって思いながら、たまたま電子ピアノの前に座ってて。なんとなく鍵盤を触ってたら曲ができたんで、そのまま録った、みたいな。きっと、それまでずっと頭のどこかでこの曲のことを考えてて、それが鍵盤コードを弾いたことで刺激されたんでしょうね。次から次にどんどんメロディーが出てきたんで。」
(そういうことは、よくありますか。)
「ありますね。っていうか、だいたいそんな感じで曲が出てくるんですよ。自分の中のイメージが固まると、何かのきっかけでメロディーが出ることになってるらしい(笑)。ただこの曲、メロディーがリズムにぴったりハマるんで、歌ってみるとすごい難しくて。自分で作った曲なのに、ボーカル録りではちょっと苦労しましたね(笑)。」
■歌詞に関しても、何か具体的なイメージがありました?

「なんかイメージ的にはクロスロードがみたいなものが、まずあって。そこをいろんな人が歩いて交差していくっていう。恋人たちが離れていったり、逆に出会いがあったり。いずれにせよ、みんながそれぞれの道を進んでいく情景を思い描いたんですよね。で、この曲を聴いたとき、ボンヤリでもいいから、未来に向けていい歩き方ができたらいいなって思ったり、なんかもう少しやっていけそうって思ったりしてもらえたらいいなぁって。そういう、明るくて優しい感じの曲にしたかったんですよね。歌詞の中では、恋人との別れみたいなことも出てくるんですけど、それも淡々と受け止める、というか。」

■悩んだり、ヘコんだりっていうところから、ちょっとだけ抜けたところにいる感じもすますよね、この曲の主人公は。

「そうですね。すごく悲しかったり、つらかったりするところからは一歩外に出て、周りを見てる感じですかね。」

■YUIさん自身は悩み事があると、解決するまでずっと考えるほうですか。

「とりあえず、ちゃんと考えますね。考え込んじゃいけないなー、でも考えちゃうよなー、考え込んでも意味ないよなー、でも考えちゃうしなーって感じで。もちろんそうやって考えても、解決法が見えないときもありますけどね。自分じゃどうしようもないことだってあるし。でも自分なりに、ちゃんと考えたいので。」
crossroadが演奏されることは近年まったくないが、初めて聴いたときからスーパー名曲だ。あまりに完成度が高い。泣きそうになる。2008年ごろの月刊歌謡曲で「隠れ名曲第1位」に選ばれたこともあった。当時はカップリング曲はシングルを買わない限り聴けなかったし。自分はこの曲を聴いたとき、YUIの言う「恋人との別れ」みたいな情景は思い浮かべなかった。YUIが福岡から東京へ旅立つ姿しか思い浮かべなかった。そして最後にもうひとつ。YUIは街を歩いていて流れた曲が気になると、店員に聞きに行くそうだ。
「歌っている人とか教えてもらってスッキリしたと思ったら、また気になる曲がきこえてくるんですよ。その繰り返しで、全然前へ進めなくて。街に出るとそんなことばっかりで、もうカンベンしてくれ状態(笑)。」
iPhoneのアプリに流れている曲を数秒聞かせると曲名と収録アルバムを返してくれるやつがあるけど、あれは本当に便利!きっとYUIも使っているに違いない。

1 件のコメント:

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    『なんとなく鍵盤を触ってたら曲が出来た』って、アーティストの方たちはみんなそうなのかなあ…?笑
    すごいなあ(^_^;)
    “隠れ名曲第1位”ってすごいですね!!
    そんなランキングの存在すら知らなかった!!
    ちなみにYUIさんスマホですかね。笑
    それなら絶対使ってますね(*^^*)

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