そこからはるか遠くに一筋の光るものが見える。天狗滝だ。
これは備え付けてあった望遠鏡にiPhoneを押し付けて撮ったもの。
今日、この滝へ行ってきた。なんと1日間を置いてふたたびの檜原村。今度は一昨日とは別の友人T君に「払沢の滝へ行かないか?」と誘われて。自分は日曜に行っているのだが、滝は何度行ってもいい、と提案にのっかった。滝は行く度に姿を変えるものだ。
さすがに一昨日行ったばかりの場所へ行くのはテンション下がるでしょ、ということだったので、まだ行ったことのない天狗滝を提案した。T君は春から新しい職場へ行くことが決まっている。よし、行こう!11時に拝島駅で待ち合わせて、11時25分に武蔵五日市駅で下車。藤倉行きの11時50分のバスで460円、千足というバス停で降りた。
この日は誰一人とも出会わなかった。滝を見に行くって、山へ行くよりも一段低く見ている人もいるかもしれないが、滝は秘境にあるのだ。その場所へ行くにはほぼ登山と同じか、もしくはそれ以上に辛い試練が待っている。遠くから見ると急な斜面に張り付いて滝が見える。やはりその場所へ行くには大変だった。
小天狗滝だ。
以前は名前がなかったらしいのだが、これが天狗滝と勘違いして帰ってしまう人が多かったらしく、新たに名前がついたらしい。
水量もあってなかなかいい滝だ。男2人嬉々として写真を撮りまくる。
「滝マニア」なふたり。滝と出会うとしばらくその場所で過ごすのが我々の習わし。
この滝の左手にさらにこの上へ向かう道がある。
天狗滝
落差は大きいものの、滑らかで緩やかな岩肌を流れ落ちるために、瀑布と呼ぶにはいささか不釣合いな静けさのなかの滝だ。
この場所は遠くからも眺められるように、ここだけは木立もなく、日差しが明るい。ここは暖かい。むしろ暑かった。30分ほどこの場所で過ごした。他に誰も来ない。我々で独占し放題。
ここでランチをいただいた。お湯を沸かしておにぎりとカップめん。なんと優雅な趣味だ。冬は虫もいなくていい。
この滝の右手にすごい急な岩を登る道がある。ひーひー行って次の滝を目指す。ここからまた10分先にもう一つ滝があるのだ。
綾滝、すばらしい!その名の通りのいくつもの筋が滑らかに流れ落ちる滝だ。
祠もあるので参拝した。しあわせになれますように。この場所は寒かった。
見たこともないような巨大な岩に囲まれた場所だ。男2人大満足してまた来た道を下った。
そんな冒険の日々。俺たちゃ街には住めないからに~。
滝のそばでお菓子をつまんでコーヒーを飲む。我々だけしかわからない大人の男の趣味だ。
ここはすっごく寒かった。この日もちらほら観光客がいたけど、寒いのでみんな早々に退散していた。
寒いのでガスに火をつけて、暖を取りながらコーヒー。それでも限界に寒いので20分ほどで退散
帰りのバスの時間を見計らって滝入り口バス停へ戻った。何もかもうまくいったハイキングであった。
PS. この日は誰とも出会わなかったのだが、小天狗滝で謎の白装束で滝に打たれにやって来た一団がいた。見ちゃいけないものが来たと思ったのだが、これがどうやらオリラジのあっちゃんとテレビの撮影スタッフたちらしい。ものすごく顔が青白くテンション低かった。これが本当にあっちゃんだったのか?今後、テレビをチェックして裏を確認してみないことにはなんともいえない。
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