2012年2月21日火曜日

天狗滝と綾滝 またしても檜原村へ

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払沢の滝入り口から滝へ向かう途中に、木工クラフトのみやげ物などを扱う店がある。かつての村の郵便局風の建物だ。
そこからはるか遠くに一筋の光るものが見える。天狗滝だ。
これは備え付けてあった望遠鏡にiPhoneを押し付けて撮ったもの。

今日、この滝へ行ってきた。なんと1日間を置いてふたたびの檜原村。今度は一昨日とは別の友人T君に「払沢の滝へ行かないか?」と誘われて。自分は日曜に行っているのだが、滝は何度行ってもいい、と提案にのっかった。滝は行く度に姿を変えるものだ。

さすがに一昨日行ったばかりの場所へ行くのはテンション下がるでしょ、ということだったので、まだ行ったことのない天狗滝を提案した。T君は春から新しい職場へ行くことが決まっている。よし、行こう!11時に拝島駅で待ち合わせて、11時25分に武蔵五日市駅で下車。藤倉行きの11時50分のバスで460円、千足というバス停で降りた。
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しばらく舗装された車道を歩く。この登り道は南に面した斜面なのでずっと日差しがある。歩いていて早々に暑くなる。夏はこの道を歩くのは無理だな。ダウンを脱いでフリースになる。ゆっくりゆっくり歩いて、20分ほどで山道に入る。沢の水が目を楽しませてくれるいい道。日陰には雪が残る。沢の岩を縫うように進む。

この日は誰一人とも出会わなかった。滝を見に行くって、山へ行くよりも一段低く見ている人もいるかもしれないが、滝は秘境にあるのだ。その場所へ行くにはほぼ登山と同じか、もしくはそれ以上に辛い試練が待っている。遠くから見ると急な斜面に張り付いて滝が見える。やはりその場所へ行くには大変だった。
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山道を歩き始めて15分ほどで、この日最初の滝

小天狗滝だ。

以前は名前がなかったらしいのだが、これが天狗滝と勘違いして帰ってしまう人が多かったらしく、新たに名前がついたらしい。

水量もあってなかなかいい滝だ。男2人嬉々として写真を撮りまくる。
「滝マニア」なふたり。滝と出会うとしばらくその場所で過ごすのが我々の習わし。

この滝の左手にさらにこの上へ向かう道がある。
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急な岩を登り、眼下に見えてきた。ここから急な下り。岩肌を慎重に降りる。
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山へいくと、時として神を目の当たりにすることがあるが、これも間違いなく神の姿だ。

天狗滝 

落差は大きいものの、滑らかで緩やかな岩肌を流れ落ちるために、瀑布と呼ぶにはいささか不釣合いな静けさのなかの滝だ。

この場所は遠くからも眺められるように、ここだけは木立もなく、日差しが明るい。ここは暖かい。むしろ暑かった。30分ほどこの場所で過ごした。他に誰も来ない。我々で独占し放題。

ここでランチをいただいた。お湯を沸かしておにぎりとカップめん。なんと優雅な趣味だ。冬は虫もいなくていい。

この滝の右手にすごい急な岩を登る道がある。ひーひー行って次の滝を目指す。ここからまた10分先にもう一つ滝があるのだ。
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沢の道って歩いていて楽しい。この日は雪も残っていてさらに風情の感じられる道だ。
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見えてきた。「わお!」
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この滝も想像を超えた滝だった。

綾滝、すばらしい!その名の通りのいくつもの筋が滑らかに流れ落ちる滝だ。
祠もあるので参拝した。しあわせになれますように。この場所は寒かった。

見たこともないような巨大な岩に囲まれた場所だ。男2人大満足してまた来た道を下った。
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こんな道を歩いていく。慎重にルートを見極めて。ちょっと怖い。
そんな冒険の日々。俺たちゃ街には住めないからに~。
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そしてふたたび小天狗滝へ戻ってきた。いい滝なのでコーヒーを入れることにした。
滝のそばでお菓子をつまんでコーヒーを飲む。我々だけしかわからない大人の男の趣味だ。
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自分は2日前に来たばかりの払沢の滝へ歩いてたどり着いた。それほど遠くなかった。やはり寒さが緩んで、2日前よりは氷の張りが薄くなっていた

ここはすっごく寒かった。この日もちらほら観光客がいたけど、寒いのでみんな早々に退散していた。
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氷柱の具合も2日前とは違うような気がした。
寒いのでガスに火をつけて、暖を取りながらコーヒー。それでも限界に寒いので20分ほどで退散
帰りのバスの時間を見計らって滝入り口バス停へ戻った。何もかもうまくいったハイキングであった。

PS. この日は誰とも出会わなかったのだが、小天狗滝で謎の白装束で滝に打たれにやって来た一団がいた。見ちゃいけないものが来たと思ったのだが、これがどうやらオリラジのあっちゃんとテレビの撮影スタッフたちらしい。ものすごく顔が青白くテンション低かった。これが本当にあっちゃんだったのか?今後、テレビをチェックして裏を確認してみないことにはなんともいえない。

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