YUIに戻るために、この歌を残したかった

すすきのでもYUIを捜し求めて回った。CDでーた2006年10月号を350円で発見！この存在を知らなかったので、見つけたときはテンションあがったなぁ。見開きページのみの記事

「HOW CRAZY YOUR LOVE」で唯一、今ツアーで演奏されなかった曲がある。17枚目のシングル曲「Rain」だ。4thツアーでも終盤以降の会場でしか演奏されなかった。不遇なシングル曲になる可能性がある。そして、この曲も不遇なポジションに収まりつつある曲かもしれない。6枚目のシングル曲「I remember you」だ。なぜか近年演奏されなくなった。この曲はいろいろな意味で重要な転換点だった。YUI史上初めての初回盤がつくられたし、映画の大ヒット後初のシングルで予約の段階でレアになってしまった1枚だ。自分はこれを持っていない。それなりの市場で4000円前後が相場だと思う。

この曲は映画の試写会ツアーで全国を忙しく回っていたYUIが、ホテルの部屋で少しずつメロディを作っていって、スタジオで形にしていって曲だという。映画の続編を思わせる内容の曲だ。YUIからの言葉を書き留めておきたい

「映画を経験したことで、私は雨音薫を本気で生きたっていうふうに思っていて。だから、これからYUIとしての音楽活動に戻るにあたって、気持ちに区切りをつけるためにも、あの夏をテーマにした歌を残していきたいって思ったんですよね。だから、太陽だったり、サーフボードだったり、映画の場面が頭に浮かんでくる歌詞になってて。歌いながらいろんな風景や気持ちを思い出したし、映画の続きという感じで聴いてもらえたらいいなと思いますね」

「孝治の目線でありながらも、薫と孝治がいた世界を、あったたかくて優しい気持ちで見てる感じですかね。ただ、私にとっては映画なんですけれども、誰にでも忘れられない人や時間ってあると思うんですね。だから、心の中にある出来事や、忘れられない大切な人を思い起こすきっかけになればいいな～と思いながら歌っていて。それで、聴いてくれた人たち一人一人の重いがこの曲に詰まっていて、またいつかこの歌を聴いたときに、心をつかむような気持ちや景色、風が吹いた感触や季節を思い出してもらえるような歌になったらうれしいなって思いますね」