新千歳空港から勇払へ

羽田を8時に飛び、新千歳空港に着いたのが9時30分ごろ。早く着きすぎて何をしていいかわからない。何も計画していない。
とりあえず、空港のラーメン店が集まったエリアでラーメン食べながら会議。札幌はお互いに数回来ていて特に行きたい場所もない。登別温泉だとちょっと遠い。

苫小牧に往年の名馬が見れる場所があるらしいと知り、無料シャトルバスがあるというので11時15分まで待ってみたものの、11時に来るはずのバスがこない。
これは何かが間違っているとすぐに諦めて思いついた場所がここ。Green a.live PV の冒頭のこのシーンの場所。
ありがたいことに、すでにこの場所は先駆者が特定していて判明している。日高本線勇払駅だ。片道950円

はい、ここ！YUIと同じように柱にもたれかかり、またいつもの言葉をつぶやこう。「ああ、またYUIとひとつになれた‥」

新千歳空港駅から南千歳へ移動し、苫小牧ゆきに乗り換え、苫小牧で20分ほど乗り継ぎを待ち（寒い！）、日高本線に乗り換える。1両ワンマン・ディーゼル車。そして苫小牧から一駅で非電化になり、辺りに家もない。

はい、ここ。強い逆光を避けようと、左上に自分の指が写ってしまった。
そして、寒い！常に風速３～４メートルの北風がなにも遮るもののない駅のホームに吹いている。この駅で降りたのは我々だけだった。

汽車が行ってしまうと、苫小牧ゆきの上りがやってくるまで40分。ぽつ～ん、と取り残された我々男2人。ひゅぅ～、静かだ。

しかし、振り返るとこういうこと。トゥルル～ル～ル～ル～ル～♪　Green a.liveのイントロが頭に流れてきた。PVとは季節がまったく違っているが

YUIが寄りかかっていた柱は、このホームで唯一屋根のある場所。PVを見たときは木の柱だと思ったのだが、実際は線路を使った柱

なんと、1900年カーネギー製。110年前のもの。手前の看板は撮影時は反対に向けられていたのだろう。

都会育ちの子には想像出来ないかもしれないが、これが勇払駅だ。ホームからだいぶ離れている。雪道を歩いて向かう。誰一人として視界に存在しない

昨年、YUIはジョインアライブ出演後、岩見沢から苫小牧へ移動。おそらく、ロケ隊一行を乗せた車はこのあたりに停められ、PVの撮影に臨んだものと推測される。

駅って言っても、雨風寒さをしのぐための山小屋のようなもの。中には何もない…。もちろん暖房もないが、風をしのげると温かく感じる。
寒いとトイレへ行きたくなるのだが、探したけど、どこにもなかった。汽車が来るまで我慢した。

さて、この画面中央の下のほうに、なにか茶色い物体が見える。これは‥

はい、これ。苫小牧の勇払・恵比須神社だ。なんと、ここが苫小牧発祥の地らしい。
隣は中学校と小学校。土曜日なので静かだ

なんと、自分にとって今年の初詣がここ！
「毎日、健康で楽しく過ごせますように」
「自分とYUIにいいことがありますように」
参拝していると、地元の親子がやってきた。
後ろで待っていたので、後半部分は小声でそっと唱えるの～

というのが、1月7日のライブ前にあったこと。
苫小牧で何か名物とか食べようと、駅周辺をうろうろしてみたのだが、店があまりない。
しょうがないので、千歳へ行くことにした。会場近くの吉野家で豚丼を食べて暖をとった。そして、ホテルへ行って仮眠をとって、ライブに備えるのであった。
自分たち以外に、千歳に集った若者たちの誰もこんなバカなことはしてないようだ。みんなは賢明だ。

肝心の「草原」はこんな雪が積もっていてはしょうがないので、最初から行くつもりはなかった。まだ場所がよくわかってはいない。