2011年5月1日日曜日

ハイドン:オラトリオ「四季」

Karajan_haydn
ハイドンのオラトリオ「四季」ってわりと名曲ってことになっていて、巨匠とかの録音もたまに見かけるけど、自分としては退屈で、全曲を聴きとおしたことってなかった。「天地創造」は大好きなのにね。ハイドンって「交響曲が大好き」って人でもわりとテンションがあがらない名前らしいけど、わかる人には知的でスタイリッシュでおもしろいらしい。

これを見るまでカラヤンがこの曲を録音していたということをまったく知らなかった。1972年のベルリン・フィルとEMIに録音した「四季」ハイライトUSA盤。

HAYDN  Die Jahreszeiten,Hob.XXI:3(Highlights)  Janowitz / Hollweg / Berry / Chor Der Deutschen Oper Berlin / Berliner Philharmoniker Herbert von Karajan 1972 EMI

自分はハイライト盤ってほとんど興味ないんだけど、500円だったのでレジへ。この曲は全曲聴くことは今後ないって思ったから。

やっぱり退屈って思ったけど、注意しながら聴くといろいろ面白いところもある。今後録音されるとしたら古楽器のものだろうから、このカラヤンの演奏はこの時代の演奏スタイルを伝える貴重なもの。歌手はベリーとヤノヴィッツ。バッハのカンタータなみに録音があってもいいのにって思った。ハイドンは18世紀の最先端のミュージシャン。当時はウィーンでもロンドンでもパリでもスーパースター。この晩年の大作をもっと聴いていこうと思う。

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