2011年3月29日火曜日

Quick Japan Vol.75 を手に入れた

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今日は仕事上の面倒に巻き込まれて王子まで自転車で出かけてきた。結局、解決していない。自分の残された人生でいったいどれだけこんな無駄なことを繰り返していくのだろうか?しかし、暖かく天気がよかったので反対方向まで足を伸ばし、これを手に入れてきた。

Perfumeに関するすべては買っていられない、と放置していたクイック・ジャパンの銀杏が表紙のヤツ。特集「Perfume 今、誰をも感動させる存在」 のっち&水野先生 かしゆか&もっさん あ~ちゃん&研さん という非常にマニアックな対談。そして、2007年11月07日LIQUIDROOMでの「~SEVENTH HEAVEN イイ気分♪~」のライブレポートが軸になった1冊を300円でゲット。もちろんこのライブも行けていない。当時、Perfumeの人気爆発の時期で需要に供給がまったく追いつかない状態でライブチケットがプラチナ化。ワンマンライブ連戦連敗中だった。自分が初めてPerfumeを見れたのは年も暮れの12月28日の幕張CDJ0708だった・・。

それぞれの対談が重要なことを語っているが、ここではマネージャーもっさんの話が重要だ。ポリリズムを初めて聴いたとき、その過激さに驚いたが、テレビではしばらく間奏ありのロングバージョンはしばらく放送されなかった。アミューズと中田ヤスタカのぎりぎりの闘いがあったのだ。
もっさん「ポリリズム」の時もそうでした。NHK環境リサイクルキャンペーンソングというのもあって、何回も中田さんに直していただいたんです。だけど途中でリズムが複雑に重なる、まさにポリリズムのところを変えてほしいって言ったら、中田さんが「僕が行きます。行って説明します」ってアミューズまで来たんです。「今の若い世代はどんどん新しいものを取り入れるから、若い子の音を聴いてそれに合わせるのでは遅い。クリエイター側は、それよりさらに先のことを考えて作るくらいでないとダメだ」と言われましたね。 
でもぶっちゃけあのポリリズムのところはテレビでもラジオでもまず無理だって話をしたら、「大丈夫です。そこをカットしたラジオエディットバージョンを作ります。ただ一曲目はこれでいきたいです」って言うんです。そこは妥協してくれたのかもしれませんね。「でもこの間奏はちょっと長すぎませんか」って言ったら「それは間奏じゃないです。歌なんです」って言われて「そう来たか!」みたいな(笑)。それでもうみんな、信じましょうってことになりました。
PerfumeがPerfumeという美しい物語になれたのはもちろん3人の努力もあったのだが、第4のPerfumeといわれる有能なスタッフたちの努力と戦いがあったのだ。もっさんが語る中田ヤスタカのクリエイターとしての熱意とこだわりに感動した。天才だ。妥協するところは妥協して譲れない一線は守る姿勢がすごい。もっさんの「あそこはテレビラジオではつかえない」という現場の現実的な立場上の指摘も正しかった。Perfumeは多くの奇跡を積み重ねてきた存在。この中田さんを信じようという気持ちは翌年のさらに過激なGAMEへと繋がる。

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