2011年1月12日水曜日

ホロヴィッツ1966年カーネギーホールリサイタル

Horowitz1965
このレコード「HOROWITZ IN CONCERT 1066 Carngie Hall recitals」は2枚組みで100円だった…。以後、すごくよく聴いてきたレコード。
そもそもピアニストってある意味「神」だが、ホロヴィッツは「神の中の神」。別格の存在。
1曲目のハイドンから魔法が始まる。とにかくタッチの美しさとコントロールが針の穴を通すレベル。

そして、もっとも再生した面がリストの「オーベルマンの谷」とドビュッシーの「喜びの島」。この曲はこれ1枚あればもう他のものは聴こうという気が起こらない。これと同じCD買おうかなとも思ったけど、まあレコードがあればいい。
音質はCDのほうがいいのは確かだが、聴こうと思ったときにここぞと取り出して聴く1枚であっていい。
Horowitz_mussorgsky
ホロヴィッツの1951年4月23日の「展覧会の絵」も50円でジャンクの山から拾ってきた1枚。
自分はながらくピアノ版の「展覧会」を聴いたことがなかったが、このレコードで初めて聴いて度肝を抜かれた。「そんなふうに弾いちゃうの?!」

ホロヴィッツが「こう弾いたほうが演奏効果が高い」という弾き方をしているんだろうホロヴィッツ編曲版。これ聴いちゃうともう他のものは聴く気が起こらない。豪腕なのに繊細なコントロール。圧倒。

スクリアビンも古い録音だけど,これだけあればいい。他のものを聴こうと思わない。
Horowitz_liszt
そして1950年ごろ録音された「Horowitz Plays Liszt」。これも50円だった。
「詩的で宗教的なしらべ」第7番~葬送曲 が好きだ。これ1枚あれば他のものはいらない。古い録音でも音が悪いとは思わない。 

あとこのシリーズのショパンを2枚持っているが、それほどの感慨はなかった。ショパンにあまり関心がない。

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