2010年7月26日月曜日

本当は恐いHIGHER GROUND

Sp1050368 福岡の海の中道で行われている夏フェス HIGHER GROUNDに7月24日25日と2日間友人のFと参戦してきた。コーディネートをほぼやってくれたのはFだった。感謝する。

さて、2日間というのは正しくない。聴いたアーティストはたったの4組だったから。10-FEET と チャットモンチーとYUIとSuperfly とくに2日目なんかSuperfly聴いたらそのままさっさと帰った。こんなのありえないわ~と思っていたのだが 自分たち以外にも帰っていく人たちがいた! すごい割り切り方だ。

なんでこんなことになったかというと・・・ すべては伝えられないが フェスとして ロックのライブとしてつまらなかったから。いつもロッキンに行っている自分としてはこのフェスは完全アウェーなのだが、とにかくありえなかった。盛り上がって見えないのだ。

Sp1050369 大きな原因は 1.飾りにすぎないスタッフたち 2.フェスのコンセプト 3.東京と福岡の文化の大いなる相違  だ。 自分はてっきりロッキンや東京のライブハウスのようなイベントを期待していたのだが 有名な歌手とバンドを集めてみましたという歌イベントにすぎなかった。そして、特に3の埋めがたい溝が決定的だった。これを事前に知ってさえいれば・・・と後悔。

自分はがっつりライブに参戦するつもりで来たのだ。「勇壮な裸の男たちが1本の御神木を奪い合う汗の飛び散る肉弾戦」的なイメージだったのだ。モッシュとかダイブは危険だから禁止というのはわかるが 圧縮すら起こらないのはどういうわけだろう?そもそもスタンディングエリアは本当にそのアーティストが好きなハードコアなメンツが終結するエリアのイメージだったのに いる人たちは大きな荷物を持ち込んで場所取りし 我関せずとどっかり腰を下ろした人たちだらけ。長年ロッキンの「場所取り出番待ちは最低最悪」という教育を受けてきた自分にはものすごいカルチャーショック!

自分はいつものようにぐいぐいと前へ前へとぐいぐい前進侵攻していったのだが あれ? なんだかおかしい。「あれ?地方のフェスってこうなの?楽勝じゃん」って思った。 同行した友人は「空気の谷のナウシカ」というぐらいに空気を読むタイプなのだが 彼の説明によると どうやら福岡には福岡のルールがあるらしい。場所取り 出番待ち 荷物の持ち込み 入れ替え時もどっかり座って出る人を出させない などは普通なことらしい。 ライブは戦い!という自分にはまったく意外な展開! 周囲の視線がうさんくさい人をみるような目だったらしい。

その場所をとった人たちの権利は保障されるらしい。場所が空いているからとそこへもぐりこんだりはできないらしい。

そのことを聞いた時 「そんなの東京じゃあ やってけねえだろっ!」という反応をしてしまったのだが友人は「それぞれの土地の文化があるので尊重しなければ」という大人な答え。

そのことに気がつくのにまる1日プラス数時間かかったよ。どうしてだれも教えてくれないんだ?東京なら必ず誰か文句を言ってくるのに 福岡の若者たちは何をしているんだ??それにスタッフは何をしていたの? なぜ暗黙のルールを破っている自分を誰も注意しない?これも友人によると「注意したり文句言ったりして平和な雰囲気を壊したくなかったんだろう」という大人な答え・・。

それを友人に教えられてからテンションが一気にダダ下がり・・・・。ユニコーンもYAZAWAも見る気分をなくし 博多の宿泊先に行くことにした・・・。

もうこれ以上語る気になれない。プロデューサーのひとは何がよくなかったのか 多くの意見を汲んで考え直してほしい。誰が出るとしてももう2度と行かないだろうと思う。

10-FEETは今まで見たどのライブ映像より盛り上がってなく見えた。

Superflyは新曲を3曲もやってくれた。キレイで可愛かった。愛してる。終わったらくるっと向きを変えて帰ってしまった。もったいない。

チャットモンチーもよかったよ。

夏フェスはロッキンだけでいいように思えてきた。回を重ねるごとに検討改良されてきたこのフェスを尊敬するし いろいろ意見はあるけど 自由度が高いし オーディエンスがフェスというものを理解している。ロッキンはライブハウスの延長だが HIGHERは歌謡コンサートの地方回りに思えた。たぶん見に来ている人たちはあまりライブハウスには行かない人たちなんだろう。

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