2010年2月3日水曜日

オルフ「時の終わりの劇」カラヤン & ケルン放送so

カール・オルフ(1895-1982)の最後の大規模舞台作品「時の終わりの劇」を中古で発見。1400円だったのでつい買ってしまった。

それほど安くもなかったが。カラヤン指揮ケルン放送so という自分にとっても長年謎だったCD。だいぶ昔に見かけたときも「なんじゃこりゃ?!」と思ったもののまったく知識がなくスルーした。

なぜカラヤンがオルフ?なぜケルン放送響?1973年のザルツブルクでの初演に先立って録音された唯一のもの。初演から今日まで世界中のどこでも演奏された形跡がない。
つまり誰からも相手にされなかった失敗作。聴いていてとにかく困惑。これ、クラシックじゃないよね?

オルフの舞台作品って「エディプス王」とか「アンティゴネ」とか「トリオンフィ」とか聴いていたのでダメージは少なかったのだが、なぜこんな作品をカラヤンが?

オルフのギリシア古典趣味&打楽器コレクション自慢なとんでもない意味不明な作品。どんな内容か?解説書を読む気すら起こらなかった。
知的好奇心を満たすにはいいかもしれないがクラシック音楽を楽しもうという目的には答えられない1枚。

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