2010年2月4日木曜日

ヨッフム盤 カルミナ・ブラーナ

Jochum_orff オルフ「カルミナ・ブラーナ」聴くのひさしぶり。20世紀ドイツ・クラシック音楽最大のヒット作!名作!以前はよくこの曲の聴き比べなどやっていたのだが 個人的にケーゲル盤か小澤盤がベストという結論に到達して以降あまり関心がなくなっていたのだった。

オイゲン・ヨッフム指揮 ベルリン・ドイツ・オペラ 1967  Deutsche Grammophon  がある。

さて このヨッフム盤の評判が「人類の遺産!」「圧倒的な名盤!」とか あまりにいいので今回聴きなおしてみた。前回数年前聴いたときは途中でやめてしまったのだ。集中できなかったからだったかもしれない。

ヨッフムのおだやかなバイエルンのおじいちゃん的風貌が自分にはこのROCKで過激な名曲を演奏する指揮者としてはマイナスなイメージがあった ということはあったと思う。ああ、自分は何を聴いていたのだろうか?

ああ、圧倒された。録音から40年以上たった今でもこれが真っ先にあげられる1枚だ。ディースカウの声があまり好きじゃないというのもあって避けていた。この盤では下品な感じが出ていてよい。ドイツ語的なシュッシュと風の音がする発声の合唱もすばらしい。暗黒の中世のイメージを覆す生々しい人間の欲望が爆発している感じが狂気ぎりぎりでよい。

1 件のコメント:

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    各曲の歌詞はラテン語(一部中世ドイツ語が混ざってる)で書かれてるので、なんて書いてあるのかわかんない。ましてや各曲のタイトルもそう。だからこれらに日本語訳が載せられてると大変ありがたい。だから『カリーナ・ブラーナ』は絶対に国内盤を買うべき。輸入版は日本語訳が付いてないのでチンプンカンプン。それと、この曲に関してみんなヨッフム盤の評判が高いが、それじゃあ、デュトワ盤を買ってしまった俺の立場はどーなるんだ!?べつにヨッフム盤でなくても著名な指揮者で著名なオーケストラの奴だったら何でもいいと思うけどな(もっとも、変な指揮者で変なオーケストラの奴なら多少気が引けてしまうが)。

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