2009年7月21日火曜日

望郷のマズルカ

「望郷のマズルカ」 激動の中国現代史を生きたピアニスト フー・ツォン 森岡葉 著(2007 ショパン)を読んだ。多くのことを知った。

この本が教えてくれたことは 
1.「ユンディ・リ ラン・ラン以前の中国にもすごいピアニストはたくさんいた。」 
2.文化大革命が芸術家に与えたダメージは本当にひどい 
3.フー・ツォンの父・フー・レイの息子にあてた手紙がすばらしい 
だ。 
あと メニューインの娘との結婚と離婚。バレンボイム、アルゲリッチらとの親交。父親も有名なフランス文学者。文革、そして両親の自殺…。

文豪ヘルマン・ヘッセはフー・ツォンのショパンをラジオで聴いて大絶賛のエッセイを書いているという事実も初めて知った。

やはり一番想うことは「中共はひどい」だ。毛沢東こそ人類史上最悪な独裁者だ。一体何人の罪のない人々が絶望の中死んでいったのか。

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