2009年2月3日火曜日

蒼井優「百万円と苦虫女」(2008)

蒼井優主演の「百万円と苦虫女」(2008 日活)を見る。監督脚本はタナダユキ。

このヒロインには感情移入できた。というか、自分もほぼ似たような人生を送っている。

いろいろと過去のムカついた出来事を思い出して嫌な気分になった。自己中バカたちのトラブルに巻き込まれずに平穏に暮らしたいだけなのに。
毎日とくに目的もなく質素に、長期的展望もなく、短期的短絡的に目標を設定して、あと1年 あと1月と生きている。 

こういう若者に辛い現代社会ロードムービーを自分はよく見ている。コメディータッチでもなく暗すぎもしない。
病的なまでに蒼井優が痩せている。彼女独特の困った苦笑いの表情はすばらしいと思った。 

この映画で唯一ほっと暖かい気分になれる森山未来くんとのシーンだが、告白シーンは蒼井優のあまりの言い方のかわいさに「あ、」と声が出そうになった。胸がキュンとした。美しいシーン。しかし…

疑問だらけの展開が待っている。森山未来くんの行動が唐突で説明もなく理解に苦しむ。 

「やっぱり出て行ったじゃないですか。」という同級生の説明的ひと言がさらにわからない。 
この男の行動に共感がわかない。

ピエール瀧もなにか笑わしてくれるんじゃないかという期待を裏切られる。とくに存在感を示さない。 
それに一番感じたのが、百万円ってそんなに早く貯まるの?という疑問だ。ラストも えっ?!お、終わり?と思った。
でも 初めて蒼井優をかわいいと思った1本。

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