とあるブロガーの備忘録（仮）: NHK未解決事件File.01「八王子スーパー強盗殺人事件」

NHK未解決事件Fileシリーズがついに1995年の八王子スーパーナンペイ強盗殺人事件を取り上げるというので固唾をのんで録画してウォッチした。10月4日と11日の前後編2週に渡って放送。世間の注目度も高い。

女性従業員とアルバイト女子高生2名が、その日の売上金を狙った何者かに手足と口を粘着テープで縛られたあげくに、頭部を至近距離から銃撃され死亡した状態で発見されるという凶悪すぎる事件。どんな怖い目に遭ったんだろうか。被害者女子高生なんてほぼ乃木坂ちゃんみたいな年齢。沸々と怒りがわく。

この事件からすでに30年経つ。自分も20年目の年に現場を見てきた。この10年も何か事件解決のための進展がないのかとずっと見守ってきた。

事件当日現場で目撃された不審な車。たぶん事件は単独では不可能。

犯人の足跡から判明した靴底。（靴底だけ？）

30年も経つと、事件当日の目撃証言とか物証から事件を解決するのはもう無理な気がする。

最重要の遺留品が弾丸。弾丸も拳銃もフィリピン製らしいことは判明。旋条痕が似た拳銃も持ち込まれたが、判別できた箇所がわずかしかない。

拳銃入手経路から暴力団関係を洗うのだが、こちらも何も進展がなかった。捜査に関わった人員が述べ22万6347人。あらゆる情報が一元的に集約する警察組織を持ってしても、この事件の捜査は難しかった。

被害者40代女性と親密だったという男性も尾行がつくなど徹底マーク。犯人の可能性をひとりずつ潰していく作業が必要とはいえ、地元でSNSであることないこと噂され、会社も畳むなど人生を狂わされた一人で気の毒。

この事件は日中混成強盗団の手口と似ていた。犯人はきっと日中強盗団。

大連の刑務所に麻薬取引で収監されていた武田死刑囚が重大な情報を漏らす。Kは日本語ができたので強盗団で通訳をやっていた。このKが事件の犯人を知ってるような発言をしたらしい。

この手の情報は死刑を引き延ばす目的だったりもするので信用していいのか慎重な判断が必要だが、これも当たってみるしかない。

カナダで収監されているKをなんとか日本に移送できないか？だがカナダも民主主義の司法国家。偽造パスポート使用のような軽微な罪で日本に移送するなんてけしからんと弁護士。しかも暴力団や死刑囚の証言しかない。

だが、オンタリオ州上級裁判所は「囚人たちが口裏合わせることは不可能」日本とカナダの関係上重大な関心事だしKの日本への移送を許可。Kが成田に降り立ったのが事件から18年後。

で、日本の警察から10カ月に及ぶ取り調べ。「事件のことなんて知らないし」「八王子なんて地名も聴いたことがない」

NHK取材班はこのときの関係者に話を聴く。カナダの弁護士はKを「シャイな性格」と証言。日本でのKの弁護士「強盗団のことも知らないし、事件にも関わってないと言っていた」だがこの弁護士は長く接していて「何かを知ってるのかなという気はした」

そして中国人通訳にも話を聴いた。Kはとにかく「何も知らない」ばかり。結局何も進展のないままカナダへ出国。

このKに話を聴くべくNHK取材班はカナダ・トロントへ。トロントの福建省出身者商工会にKがいることを突き止め、Kが責任者を務めるスーパーへ出勤してきたKに突撃。たぶん隠しカメラに隠しマイク。遠くから望遠カメラ撮影。

だがやっぱりKは「何も知らない」の繰り返し。死刑囚の証言によって酷い目に遭ったと繰り返し。「おかげで二度と中国に帰れない」

一年に渡って取材をしたNHK。日中強盗団メンバーの近くで話を聴いて来た元麻薬密売人のカルロス氏の証言によればMが怪しい。「3人殺したというようなことを言っていた」

さらに、強盗団で武田死刑囚やKと接していた現在日本の刑務所に服役中の元暴力団員へ弁護士同伴で話を聴くと、事件を起こしそうな兄弟がいたらしいという心象を持っていた。「その弟のAが怪しい」

この事件は現場に居合わせただけの16歳と17歳の女子高生も冷酷に頭を撃ち抜いて殺害してるという点において、犯人は外国人だろうと思ってた。今ではおそらく中国人だろうと確信。中国人は普通に観光目的で日本にやって来るやつらですら常識がなさすぎてヤバい。中国人犯罪者なら日本人の想像をはるかに超えてヤバいはず。やはり日本警察もずっと中国人をマークしてた。

警察は福清マフィア「福清帮（フーチンパン）のメンバー構成を大体把握。

だが、そのメンバーすべてを把握しきれていない。日本警察の限界。