2025年7月13日日曜日

赤川次郎「いつか誰かが殺される」(1982)

赤川次郎「いつか誰かが殺される」(1982)を角川文庫で読む。
こいつもキャンプ先BOで110円購入本。表紙装丁が渡辺典子&古尾谷雅人で映画化されたときのもの。自分は未視聴。
1984年3月に角川文庫初版で、自分が手に入れた版は8月で15刷。このころの赤川次郎は超売れっ子作家。

資産家妻の婿養子になってる浮気婿養子、裁判所から逃走した連続殺人犯、殺し屋、登場人物のほとんどが反社で道徳心のない人々。ややこしいことになって入り乱れるカオス展開。人の命が軽すぎる。

こういうのヒッチコック映画とかで昔からあるのかもしれないが、読んでいて気持ちよくない。
毎日金を稼ぐことと生活に追われる庶民を弄んで楽しむ上流階級はみんな4ね!

赤川次郎の文体はわかりやすいという世評だが、これはあまりスッキリしない。そもそもプロローグからして意味不明。いろんな人々がそれぞれで騒動。時系列もバラバラ。もうちょっとわかりやすいものを書こうか。自分はあまり面白く読めなかった。

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