2025年4月17日木曜日

辻村深月「島はぼくらと」(2013)

辻村深月「島はぼくらと」(2013 講談社)という本をもらったので読む。
この作家の本を読むのはほぼ初めて。いくつか原作映画を見たことはあるけど、そこから推測すると自分とはあまり合ってない作家な気がする。

中学校までしかない瀬戸内の島からフェリーで高校へ通う4人。帰りの便は4時台なので部活動はできないなど、離島の子あるあるなのかもしれない。

表紙装画からてっきり離島の高校生たちの青春小説かと思ってたらちょっと違った。高齢化する島民、Iターン島民、シングルマザー、やり手村長、脚本家、いろんな人々の島の暮らしと身の上話と人間模様ドラマ。
海街diaryとかリトルフォレストみたいな感じ。と思ってたら、装画がリトルフォレストの五十嵐大介氏。

田舎暮らしはいいぞというだけでない島民感情。読んでいてそれほど楽しくもないし爽快感もない。予想はできていたけど、やはり自分の趣味とは合わない人間ドラマ本。

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