松岡圭祐「万能鑑定士Qの事件簿 Ⅻ」(2011)を読む。ついに最終巻へ到達。
今回の舞台は大阪・吹田市。物語の中心は「太陽の塔」。
太陽の塔内部で妻が失踪したという夫からの必死の訴え。
そして内部の装飾品の盗難。
今回、今まで読んだQシリーズで一番感心しなかった。何が起こってるのかわかりずらかったし。
だが、80年代以降の英国で起こっていたアノ有名な騒動にはこんな解答もあったのかと驚いた。自分が知らなかっただけかもしれないけど。
それにしても凜田莉子23歳の雑学知識量と論理的思考は高校卒業後5年間で得られ蓄えられるような知識量じゃない。クイズ王なんてレベルじゃない怪物だった。これほどの人材は外交交渉などで実力を発揮してもらいたい。
巻末まで目を通したところ、以後は「事件簿」としてでなく、なんと「万能鑑定士Qの推理劇」シリーズが始まると予告。
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