松岡圭祐「万能鑑定士Qの事件簿 Ⅵ」(2010 角川文庫)を読む。友人の家の本棚に昔からあるので手に取った。1巻から順番に読んでいるシリーズ。ローマ数字のみのタイトルは内容をイメージしずらい。
経営に行き詰まった服飾工場業者に偽ブランド品を作らせ姿をくらます国際的な信用詐欺師・雨森華蓮26歳が登場。
とても慎重な知能犯。警察もマークしてるが尻尾を出さない。鑑定士を雇い、贋作と判定された者は売りさばかずに燃やしてしまうので証拠も残さない。
警察に協力する形で囮となった凜田莉子の前に現れた雨森華蓮。莉子へ出張鑑定の依頼。莉子と小笠原君は指定する鎌倉の豪邸へ。その豪邸はどこぞの企業が所有する物件で、場所を借りているようだ。
そして雨森と対決……、とは言っても、ずっと格付けチェック的な雑学クイズ合戦。何を鑑定するのか一向に教えてくれないw 華蓮に翻弄される莉子。華蓮の真の目的は何か?
コンフィデンスマンと凛子の頭脳バトルの結末は…。
2時間を過ごすのに適切なボリュームと爽やか読後感の娯楽作。
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