5月15日にテレ東で放送された単発のスペシャルドラマ「神の手」を見る。吉岡里帆が主演なので。吉岡は「見えない目撃者」で真実を追うヒロインをやると輝く。
望月諒子による同名小説(2004)のドラマ化。脚本は山本むつみ。演出は塚本連平。テレビ東京とBSテレ東の制作。
主人公木部美智子(吉岡里帆)は元新聞記者でフリージャーナリスト。
文学賞受賞パーティーで人気作家本郷素子(山本未來)のゴーストライター疑惑を追いかけてみないかと尾美としのり編集長から声を掛けられる。純文学に興味ないけど、「新文芸」編集長三村(安田顕)も紹介される。
三村編集長のデスクに静岡の心療内科医広瀬(大谷亮平)から電話。高岡真紀(市川由衣)という作家を知らないか?どうやら「緑色の猿」という小説を三村に持ち込んだことのある自称小説家?
この高岡が足を引きずってる。その姿を見て三村は何かを思い出す。
市川由衣って戸次重幸と結婚した後も女優業を続けてるのか。
木部は静岡で起こった連続児童誘拐事件を追いかけている。犯人は逮捕され、3人は無事戻ってきたが1人は今も行方不明。その一人が失踪する直前にキレイな女の人が話しかけてたという目撃証言女性を訪ねるのだがケンモホロロの対応。
そこに高岡から電話。こいつは木部の元同僚フリーライターだったのか。本郷素子のゴーストライター疑惑の件で協力しない?純文学ゴシップに感心のない木部は断ろうとするのだが、「私はすごいネタをつかんでる」「ゴーストライター来生恭子(入山法子)が既に死んでるとしたら?」一方的に会う約束を取り付けて電話を切る。
待ち合わせの場所に来ない。代わりに静岡県警の刑事が二人。「高岡さんは昨夜亡くなりました」
広瀬医師は三村と面会。「あなたは来生を知ってるはずだ。」
高岡は来生恭子の口寄せのように書いている?みんな何かを抱えてるように見える。
木部は本郷素子「花の人」の作者は来生恭子なのでは?と疑惑を深める。
来生恭子妹役で佐藤めぐみ。この人は市川由衣と同じごろに若手アイドル女優としてたくさんドラマに出てた。まだ女優を続けてるのか。
「愛していた…」そして断崖。普通によくある悲劇の2時間サスペンスドラマ。いやもうこの手のドラマは画的にどれも変わりがない。
わりと驚ける真相だったかもしれない。でもやっぱり脚本演出は2時間サスペンスの文法。暗い話。登場人物全員が暗い。
しかし吉岡里帆の声質が語り部として説得力があって適切。なんか老けたな…と思って見てたけど、もう30歳なのか。ならば道理。
今後はこういった社会派ミステリーにも活路を見出さないといけない。
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