2021年4月10日土曜日

市川崑「獄門島」(1977)ロケ地巡礼 西伊豆・南伊豆編

市川崑 X 石坂浩二による金田一耕助シリーズ第3作「獄門島」(1977)の未踏ロケ地へと、友人と南伊豆キャンプがてら友人の運転する車に乗っていってきた。3月下旬に。
自分、伊豆ってせいぜい沼津とか松崎、伊東、修善寺、下田ぐらいしか知らなかった。南伊豆がとんでもない秘境すぎて驚いた。高度経済成長まで湊と湊を船で行き来するしか交通手段がなかったのではないか?今も道がすごい崖を縫うように走ってる。
自分、青森県の竜飛岬とかも行ったことがあるのだが、南伊豆のほうが絶海の孤島の秘境のように感じた。
こどものころ獄門島を見た時、それははるか遠くの瀬戸内海にあるものとばかり思っていた。島の断崖絶壁シーンの多くが伊豆で撮影されていたとは思いもよらなかった。
まず向かったのが松崎町萬法山 帰一寺。ここは獄門島にやってきた金田一さんが滞在する寺の山門をくぐるシーンのみで使用されている。石段は神奈川県愛川で撮っていて山門は松崎。しかもそこにある寺と梅の古木はまた別の場所。市川崑のこだわり方がすごい。
今もなんとなく雰囲気を保っている。
ここで花子の逆さづり死体が発見されるのだが、この寺にはそんな雰囲気はまったくない。寺のこどもたちがボール遊びしていて元気に挨拶された。
本堂にあがって手を合わせてきた。そして南伊豆にあるキャンプ場で今年初キャンプ。快適に過ごす。翌朝、再び北上しながら、西伊豆から南伊豆の海岸沿いにある獄門島ロケ地をめぐる。
136号線から伊浜集落へ降りていく道がすごい絶景だった。
島の娘たちが2人犠牲になった後の葬送シーン。「このへんではどこでも土葬であった」のシーン。ここが伊浜の南側にある崖から北側の岬を見下ろす場所。
この場所はすでに先人が「ここではないか?」とネット上に情報を挙げてくれてる人がいる。今回の旅はその情報に乗っからせてもらった。
左手に民家が建っていて私有地っぽい。長居は無用。
この岬の先に釣鐘が置いてあった場所があるのか?不明。なんとか先端まで行ける道はないのか?と、路を探したのだが、耕作放棄地となって長い年月が経っているであろう、石積みの小さな段々畑がいくつかあったものの、先へは進めなかった。
伊浜の湊から南側にある岬。
このあたりが海賊上陸ポイントだったらしい。切り立った断崖だ。たぶん山狩りシーンもこのあたりのどこかだろうと思うけど、今回は調査してない。
つぎにこの場所を求めて、松崎町雲見へと移動。
かつて段々畑があった場所はこのへんらしいのだが、もう昔の面影をあまり残していない。今ではオートキャンプ場になっている。
石坂浩二と大原麗子のこのシーンの場所も今ではまったく手がかりがない。
雲見温泉郷。自分、今までまったく名前も聞いたことがなかった。昭和の匂いがする小さな温泉のまち。
街中を通って湊へと出る。小さな砂浜があって、左手奥に漁港と展望台がある。
そこにこの風景がある。金田一さんにすべて見抜かれた犯人が自決する崖。
40年以上経ってもほぼ同じ風景。子どものとき以来なんども見ている「獄門島」がそのままそこにあって感動。それにしても西伊豆南伊豆はどこも切り立った崖だらけ。次から次へと移動し、登ったり下りたり、歩き回ってヘトヘトに疲れた。

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