2020年7月4日土曜日

新垣結衣「獣になれない私たち」(2018)

新垣結衣が主演した話題作「獣になれない私たち」(2018)をやっと見た。
放送当時から「つまらない」「つまらなくもないが面白くもない」という、製作者側にとっては最低評価に近い酷評ばかり目にしてた。結果、見たくなかった。

今回見て、やはり第1話で挫折w 第2話以降は流して観て、第4話以降は音すら消したw 途中挫折。
このドラマは恋愛ドラマではなく、「日本という地獄」がテーマ。新聞の三面記事でよく目にする酷い労働の現場を描いてる。ガッキーが地獄で救われない。見てらんない。

珍獣アイドルを見るために動物園に向かうのだが、途中で貧民窟とヤクザの事務所の前を通らないといけない…という状況に似ている。かわいいガッキーを見るためになぜに社会の現実を見て落ち込まないといけない?
とくにあの怒りっぽいハゲ社長には終始殺意しかない。社長がまったく落ち着きがなく余裕がなく常に土壇場になってガーガーうるさい。もっと音量下げて美しい声でゆっくり喋れや。思いついたこと全部しゃべるな。
それに東京で自信満々関西イントネーションでしゃべるな。こいつが視界に入るだけで不快。自分ならこんな会社とっとと辞める。こんな会社とは取引もしたくないし関わりたくもない。

そして無能同僚たち。なぜにガッキーが営業部長のごとく他社を回って土下座までしないといけない?営業とプログラマー社員たちの間に立って板挟み。

伊藤沙莉がほぼ劣化した広末涼子。こいつも殺意。お菓子の袋持ってダルそうにしてる。少しはガッキーを助けろ。そして現場を逃亡する若手営業社員w もう何もかも嫌。
すべて真面目で断れないガッキーに重くのしかかっていく。ふらふらと地下鉄に飛び込もうとするガッキー。もうヤメテ。
都会でスタイリッシュにキレイな服着てバリバリできる女やってオシャレなバーで飲んで思いっきり背伸びしてるのだから、これぐらいのストレスは自業自得かもしれない。

もう一人の主演松田龍平が体型も動きも昭和のおじいちゃんみたいでショック。こいつが会計士の個人事務所の経営者なのだが、企業の会計の現場が修羅場過ぎて地獄。
そして田中圭の両親。寝たきりの夫の介護の現場。そんなものドラマで見て何が楽しい?

企業会計の現場のスーツ姿のサラリーマンがもれなく怖い。このドラマが視聴率でも振るわなかった理由がわかる。
結局、ビールを美味しそうに飲んでるガッキーだけがこのドラマの清涼剤。ガッキーのベッドシーン(直前まで)は見れらんなかった。ガッキーに都会の女の恋愛要素とかいらない。

このドラマを面白くするとすれば、第1話でひたすらひどい虐めに遭ったガッキーが修羅となって、白い着物姿にポン刀で、ひとりひとり斬殺していくドラマだったら…、きっとしっかり見ていた。あの人間性の酷い社長は死後硬直してから青沼静馬みたいに湖に逆さにして突き刺してほしかった。
昨年末に放送された「逃げ恥」を録画したまままだ見てない。そうこうしてたらまた再放送w こちらも自分のツボを突かなそうで面白そうな気がしない。そもそもムッツリ星野源の演技が無理w

もう現代人たちはテレビドラマを録画すらしていないのかもしれない。ネット環境があれば誰でも好きなタイミングで見れるのにタダでも見たくないってゆう。

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