昨年7月に公開された「ルームロンダリング」(2018)というTSUTAYAが造った映画があるので見てみる。主演は池田エライザ。
殺人や自殺などがあった事故物件アパートにワンクッション住むことで瑕疵をクリアするバイトをする若者を描いた都会派で社会派なドラマなのかな?と思いきや、ヒロインは幽霊が見える霊能力者?個性的な登場人物たちはみんな成仏できずにそこにいる幽霊?
ヒロインは幼くして父を事故で亡くし母が失踪。祖母に育てられるも18歳のとき死去。そりゃ根暗にもなる。
で、伯父オダギリ・ジョーが葬式に登場。こいつが不動産屋なはずだがどうみてもカタギな仕事をしていない。闇社会の人物。
池田エライザは巨乳モデル女優としてその筋の男たちに有名。TGCでのランウェイの注目度が毎回異常に高い。男たちの熱い視線を常に浴びている。「みんなエスパーだよ」もすごかったが、この「ルームロンダリング」でも意味なく下着姿をさらしている。これがもうFカップどころかGとか?っていうほど爆発してる…。一体どうしたら胸だけがそこまで発達するのか?
映画冒頭からちょっと物悲しい音楽をバックに子どもの朗読が始まるとか、あー、はいはい、邦画でよく見るパターンで嫌な予感。
幽霊たちとの会話も脚本としてそれほど面白い感じもしない。
渋川清彦がバスタブで自殺したパンクロッカーの幽霊。「フィッシュストーリー」を見た直後だとまんまそのまま。こんな陽気なヤツまでもが自殺すんのか日本。
冒頭でいきなり殺されるOL光宗薫が背中にナイフ刺さったまま床をのたうち回りポルターガイスト現象を起こす。だが、普通の人w
幽霊が「人と話すときは目を見て話しな」と説教。殺人の被害者や自殺した人々が軽妙にコミカルに描かれていてどうなの?
OL殺人事件物件の隣人が小説を書くコンビニバイト伊藤健太郎。旬の俳優になってる。
中国人店員が言葉を聴きとれないというだけで怒り狂う男に「客商売なんだからしっかりやれ!」って怒鳴られるシーンとか本当に嫌。まだ棚に乗せてない商品をレジに持って行く女に「それまだ」と注意したらそのへんに投げ捨てていく客も嫌悪。
売り手と買い手は対等なはず。売ってやらない権利もあるはず。それは日韓関係にもあてはまるはず。
八雲御子という名前がいかにも霊能力者。こんな人が本当にいたら殺人事件の犯人は必ず捕まるはずなのに。
で、犯人の似顔絵を描く。なんかサスペンス要素も。
TKO木下警官がキモすぎ。反撃シーンは猿蟹合戦がモチーフか?
今まで見たことないタイプのドラマで新鮮だった。いちおう映画としてのアイデアは十分だったが、後半は退屈。見続ける推進力がない。
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