中条あやみ「3D彼女 リアルガール」(2018 ワーナー)という映画があるので見る。
どうみてもスウィーツ映画なのだが、これは女がスクールカースト最上位完璧美少女で男が最底辺アニオタ挙動不審全開コミュ障という逆パターン。
中条はちょっと引き画で撮ると制服スタイリングの完璧さが映える。今まで見た中条あやみドラマ映画でもっとも完璧な中条が見れる。やはり誰もが納得の美少女JKの第一人者。
この主人公が今まで見た非モテ男主人公の中でもダントツ挙動不審だしブツブツ独り言で自己完結。発声と所作とセリフの云い方のすべてがアニメの影響を受けすぎてる男。
風貌は「みんなエスパーだよ」の染谷将太そのものだが、この子はエロへの関心は皆無。
この映画、エロ要素皆無なので安心して家族とお茶の間で見れるw
家族からも恐れられている。朝食シーンで弟はニュース番組を見るのに兄は朝からアニメという異常さ。部屋はアニメキャラのフィギュアだらけ。ゲームをしてHDDに取り溜まったアニメを見るというのが生活のすべて。勉強してる様子がまったくない。
ときどき街でブツブツ独り言を抑えられない男を見かけるけど、この主人公を見て、ああ、そういうことかと納得したw 圧倒的にキモい。だが、このキャストは清潔感はある。
女はこんな男に「付き合って」と声をかける。どう見てもまったく釣り合わない。周囲の誰もが納得しない。ぜったいに何かたくらみがあるに違いない。絵とか売りつけられる関係にしか見えないw
この映画、どうせつまらないんだろう…とチェックしたのだが、あれ?なんか、いろいろ会話とかコミュニケーションの仕方が唐突で予想外すぎて新鮮でヘンテコで面白い。笑えた。
マンガアニメそのまま映像化したような演出なのにウザさがない。中途半端に現実感を出してなくて逆に好印象。脚本が良かったのかもしれない。映画らしさはないけど。
書店万引きエピソードは異常。あんな根拠ゼロの冤罪をかけてくる書店員があおり運転宮崎なみに怖い。マンガやアニメなら笑って済ませられるシュールな不運エピソードだが、実写だともっとコント感出さないとカーッと血圧上がる。
各キャストがすばらしい。誰もが強く印象に残る風貌だし演技をしていた。オタク仲間の男も納得できる。
恒松祐里が性格キツそうで表情豊かでテンション高くユニークな顔。初めて吉高由里子を見たときと同質の新しい何かを感じる演技。自分はこういう子に弱いw 生脚もキレイ。
上白石萌歌とのオタトークは「海月姫」の能年のようにイッちゃってて素晴らしかった。こちらもテンションが異常。「オトメン」で岡田将生と夏帆が架空の少女マンガ「らぶちっく」について熱弁をふるってるシーンを連想。
ハロウィーンパーティのシーンは面白かったけど、なんじゃこりゃと思った。
BL要素はいらんだろと思った。割愛してよいエピソードだ。
主人公男がすごいO脚だなと思って見てた。調べてみたら、この俳優がO脚なことは自他認めることらしい。
スウィーツ映画はまともな映画にするならもっとメチャクチャに改変していい。
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