2019年6月9日日曜日

湯浅政明「夜明けを告げるルーのうた」(2017)

湯浅政明「夜明けを告げるルーのうた」(2017)が6月4日にフジテレビ深夜で地上波初放送されたので見た。

なんとこの映画は湯浅監督の「夜は短し歩けよ乙女」からたった1か月後の公開。なんでそんなことに?

地方の漁村で音楽をやってる高校生が主人公のようだ…と思ってたら中学生?!今はSNS動画サイトで自由に音楽を発表し共有できる時代になっていることを示すCMのような場面から始まる。

男の子が死んだように歩くと漁港からギャルが合流。商店街の年寄りたちから朝の挨拶をされるのだが、このギャルは返しが愛想はいいのにぜんぜん心と内容がないw

ギャルを含む仲良し同級生3人はバンドをやる。廃墟遊園地で練習というのも現代っぽい。田舎中学生がマックパソコンっぽいものを抱えてるのも現代っぽい。この音楽環境は今後モーツァルト並みの天才を出現させる可能性を秘めている。

これは進路に悩む中学生と音楽に近寄ってくる人魚のファンタジーか?まるでポニョ。
漁港のすぐそばの高架を電車が走ってる。それほど田舎というわけじゃないのか。

一般的サラリーマン家庭に生まれ転校ばかりしてた自分は、地方の農村や漁村や小さな街を見ると、ここで生まれ育ってたらどうなってただろう?っていつも思う。

なんかだんだんセンスがよくわからない映像が増えてストーリーに困惑してくる。途中から見続けることがちょっと苦痛。大人の鑑賞に耐える映画とは言えない。せいぜい13歳ぐらいまでの映画。

中学の遠泳大会でなぜにワルキューレの騎行?
漁港のまちでの少年の日常パートは面白かったけど、肝心のルーとのファンタジー部はつまらなかったし何も驚きがなかった。

斉藤和義「歌うたいのバラッド」は名曲。クライマックスを名曲でなんとなく良い映画に見せる映画は昔から多い。
あと、この映画にYUI「fight」が使われていることをそのシーンまでまったく忘れていたw なぜ2017年になってYUIだったのか?

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