2018年4月18日水曜日

大女優殺人事件~鏡は横にひび割れて~(2018)

3月にテレビ朝日で放送された2夜連続アガサ・クリスティー「大女優殺人事件~鏡は横にひび割れて~」を見る。

この「鏡は横にひび割れて」(1962)という作品も「パディントン発4時50分」と同じくミス・マープルもの。エリザベス・テイラー主演で「クリスタル殺人事件」というタイトルで映画化もされている。自分は原作も映画もまだ見てない。
今回の翻案ドラマ化では警部・沢村一樹が事件の謎を解く。

「パディントン発4時50分」が前田敦子という魅力的ヒロインがいてそこそこ雰囲気もあって面白かったのだが、「大女優殺人事件」は自分には合ってなくてあまり面白くはなかった。
目当ての川口春奈が主人公の大女優(黒木瞳)と秘められた悲しい過去を持つ関係で、容疑者の一人。え、事件を捜査する側じゃないのかよと。こんな可愛いカメラマンがいるのかよと。金田一少年の事件簿感がしてたまらない。
沢村の部下の女刑事役で水沢エレナが出ていた。水沢はSEVENTEEN、non-noモデル時代によく見たけど、しばらく忘れていた。non-no卒業後にアミューズからオスカーに移籍したんだな。こちらの役の方が目立ててよかった。屋敷の壁をすっすと登っていくシーンは可笑しかった。

ああ、こういうパターンのサスペンスかと退屈してたのだが、犯人の殺害動機が驚くほど意外でよかった。人間どんなことで逆恨みされるかわかったもんじゃない。

クリスティ作品は動機がドライで終わりもおしゃれなことが多いのだが、このドラマはやっぱり2時間刑事ドラマっぽい余韻を残こす。

この作品は現代日本を舞台に置き換えることにやや無理を感じた。あまりリアリティーを感じない。あんな大豪邸でパーティーとかする大女優とかいるの?

2018クリスティ翻案ドラマ3連発の最後、次はフジ「黒井戸殺し」を見る。

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