2016年1月12日火曜日

北川景子 「チェリーパイ」(2006)

北川景子が結婚した。もう29歳なのでファンもどうこういえない。相手はミュージシャンだそうだが、その人の音楽を聴いたこともないし今後も興味も持てないだろうと思う。今後、この二人の作品に自分が触れることはもうないだろうと思う。

北川景子が2006年に主演した作品「チェリーパイ」を2007年にDVDが出たとき以来、久しぶりに見てみた。SEVENTEENモデルから女優へブレイクし始めていた時期の北川景子が見れる1本。

このころcinemusicaというシリーズで、モデルから女優へ飛躍しようとしている若手を主演に映画を作ってるシリーズがあった。
前回見たときは、何もかもがパッとしない映画…って思ったけど、2回目の今回はどうか?

北川の亡き憧れの先輩パティシエへ(岡田浩暉)の想いとスランプと気持ちの整理を淡々と描く。情緒だけで何も起こらない。やっぱりすごく退屈…。
テレビドラマのクオリティ。屋内の撮影でもカメラがゆらゆら揺れている。

この作品での北川景子、泣くシーンがたくさんある。まだ演技経験が少ないということで世間的には「下手すぎる」って評価らしい。ぜんぜんそうは思わない。多少大げさでわざとらしいところがあったとしても北川のがんばりに注目したい。

北川20歳、鼻も唇もほっぺたもぷっくり丸い。ずっと悩んでる表情。初々しいがそれほどかわいく見えない。だんだん歳を重ねてきれいになっていったんだな。10年人気女優でいるって簡単じゃない。

自分としては白井晃の演技が映画に合ってない。登場した瞬間から体操をはじめるとか、そんな演出がいらないと思う。いろいろと舞台っぽい映画。無理やり何かを足す必要なんてない。
原田夏希、江口のりこもドラマにまったく必要ない。キャストが先にありきで脚本書いて尺を伸ばして80分にした感じ。北川のヘアスタイルもパティシエっぽくない。師匠である先輩との回想シーンではおさげ髪だ。

パティシエってさくらんぼの品種改良にも意見するのか?一粒食べて「味のバランスが悪い」とかソムリエみたいなことを言う。
さくらんぼの契約農園の娘に見覚えがある。肘井美佳という女優だ。自分はすっかり忘れていたのだが、調べてみたら今でも各方面で活躍中。

音楽が延々と同じテーマが流れている。やっぱりいろいろと安っぽい。北川景子が好きな人にとってもこの80分間は試練になるかもしれない。

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