2015年3月10日火曜日

BLACKBABYMETAL と チェケラッチョコ

先日MJをたまたまつけて見ていたら「さくら学院」のステージだった。あ!MOAとYUIがいる。世間のBABYMETALオタにとって菊地最愛と水野由結のふたりはまだ中学生で「さくら学院」のメンバーなのは常識なんだった。自分程度のBABYMETALへの関心の持ち方だとその辺もあやふや。

3月29日には全国の映画館で卒業のライブビューイングが中継されるという。BABYMETALオタにとってワールドツアー(ストラスブール、チューリヒ、ボローニャも追加)が今年の最大の関心事だが、このYUI&MOAのさくら学院卒業も大きなイベント。
先日これを手に入れた。MARQUEE Vol.94 (2012年12月)を300円でたまたま見つけた。BABYMETALが新曲「イジメ、ダメ、ゼッタイ」について、そして2012年10月Shibuya O-EAST での「I、D、Z ~LEGEND "I" 」を振り返ってのインタビュー、そしてBABAYMETALの発案者KOBAMETALの単独インタビュー記事8ページを掲載したイシュー。この時点でBABYMETAL、平均年齢13.3歳。

そもそもBABYMETALのライブは最初からチケットが入手困難だったらしい。「IDZ」は「ドキドキモーニング」に続く2曲目、初期から歌っていた曲でメジャーデビューにあたってレコーディングし直した。自分はまだ一度もBABYMETALのライブをフルで見たことがない。ので、O-EASTライブの箇所でよくわからないことが書いてあった。このときが初めての生バンドだったという。以下引用
MOAMETAL あとは初めてイヤモニしたんだよね。
SU-METAL ね。ふふ。 
じゃ、いろんな新しい事をいっぱいやってると。 
MOAMETAL そう。YUIとMOAの曲もそうだし。“いいね!”のDJ部分を長くしたみたいな。YUIとMOAの為に作ってもらってすごく嬉しかった。 
そう、BLACKBABYMETAL。B系な感じで。あれも新曲になるんですよね? 
MOAMETAL はい。あの“チェケラッチョコ”も映像ストーリーの中にありましたけど、早く発売してほしくて。BABYMETALがもっと売れなきゃ、“チェケラッチョコ”は発売されないんで、これからもがんばっていかなきゃいけない。
SU-METAL リアルなこと言ってるね(一同笑)。
このライブから作りこんだ映像がライブに登場したらしい。自分はまだライブDVDを買ってないのでBABYMETALのライブがフルでどんなものなのかを知らない。ところで、BLACKBABYMETALって何だ?チェケラッチョコって何だ?

どうやら「おねだり大作戦」や「4の歌」を歌うときのYUI&MOAふたりのときは「BLACKBABYMETAL」という編成らしい(?)。「チェケラッチョコ」はキツネ様から食べることを禁じられた「禁断のチョコ」らしい。これを食べると「メタル」でなくなって「Yo Yo ~♪」とかヒップホップになってしまうらしい(?)。自分のこの認識であってる?となると「ギミチョコ」は何?BABYMETALの魔設定を自分はまだよく知らない…。

次にKOBAMETAL、アミューズ所属でBABYMETALのプロデューサー。先日のPerfumeファンクラブ限定配信PTA TVでPerfumeの3人が、BABYMETALの3人に楽屋では「お父さん」と呼ばれている、と話していた人。この人のインタビューも興味深い。
きっかけはPerfumeなんですが、リキッドルームでライブやっていた頃の盛り上がり方が一番面白かったと思います。何かすごい事になりそうなザワザワ感があり、ポリリズムのタイミングでボンッと跳ねたあの一連の流れを見ていて、アイドルって面白いなと。R&B全盛時からPerfumeは、地道にテクノポップを7~8年やり続けていたところ、時代を引っ張ってきちゃったあの流れが面白くて。そこは本当に運もあるとは思うんですけどね。 
でもあそこでPerfumeはひとつの形を作りましたよね。僕はよく“オンリーワン”って言うんですけど、オンリーワンのポジションにいる方はそれなりの理由があると思うんです。自分の椅子は自分で作れじゃないですけど。
自分もPerfumeがいなければBABYMETALは誕生していなかったと前から感じていた。KOBAMETALのこの発言を読むと、まさにその通りだった。そしてKOBAはSU-METALを発見する。
SU-METALはダンススクールで女性ヴォーカルものをずっと歌っていたので、普通に得意な歌と言えばシンガーソングライター系だったんですね。もちろん、それもいいんですけど、元々持っているポテンシャルを予想外の形で世の中に出すにはどうしようかな?って考えていたんです。 
それで、ポジションとして可憐Girl'sの中では一番妹分として可愛がられていた彼女を、今度は女王様的なポジションに振ってみようと。まったく逆の方向でアプローチしてみたいなと思ったんですね 
彼女のダンスとヴォーカルのスキルを考えると、一緒に並列できる子がなかなか見つからなかったんです。そこで、まったく違うキャラクターにしたらどうかな?と思った時、YUIMETALとMOAMETALがいて。この2人がSU-METALの周りで天使の様に踊っているというのが面白いと思って、そこからなんですよね、BABAYMETALが具体化したのは
そしてKOBAは自分の根っこであったメタルを選んだ。「両方混ぜて一緒に食べたら意外に美味しかったなって(笑)」

BABYMEATLの楽曲、「IDZ」はAメロ、Bメロ、サビとそれぞれに作曲者が違うという。1曲作るのに「最低でも3ヶ月、平均半年。」「IDZは丸2年がかり」だという。そりゃなかなか新曲が出ないわな。

今、世界的にBABYMETALは異常な盛り上がりを見せているけど、いつまでも同じ曲、同じ衣装、MCなしだと、何かサプライズがないとファンも何度もライブに足を運ぼうと思えなくなるのではないか?と少し不安に思う。 だが、SU-METALの歌はすごいと思う。この子の歌唱にはまだまだ可能性がある。
世界中のどこよりも早く音楽誌としてBABYMETALを紹介してきたMARQUEEのインタビュー記事の充実ぶりはすごい。ま、音楽雑誌としては異常にアイドル寄りだが。

PS. アルバムBABYMETALが第7回CDショップ大賞を受賞した。この賞はレコ大なんかよりもはるかに重要な賞になってる。すーさんが最近ますますかわいくなってる。

2 件のコメント:

  1. 「ギミチョコ」は、「A-KIBAの巨大勢力アイドル」の悪に染まってBLACKBABYMETALになったYUI&MOAが、SUMETALをチョコで誘惑する歌です。

    毎度毎度、押しつけがましくてすみませんが。「LIVE AT 武道館」は借金しても見る価値ある映像ですよ。赤い夜はLIVEーCDの音源にもなってますが、YUIちゃん転落の衝撃を含む怒涛のノンストップ。黒い夜は紙芝居的なストーリーのある定番LIVEですが、まさかのSUMETALのバラード2連発が感動的で、どんどん盛り上がります。

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  2. まじですか…。今までまったく意味を知らないで聴いてた。
    武道館のDVDほしい。転落の件はなんとなくしか知らない。見たい。これ買うと一線を越える気がする。思えばこの武道館2DAYSが自分にとって唯一のチャンスだった。なんで行かなかったんだ。

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