2015年1月1日木曜日

宮崎あおいのニコン ~BE-PAL増刊 2006夏 ジブンをぶっこわす旅~

2006年の夏に出たBE-PAL 増刊号 「ジブンをぶっこわす旅」がそこにあったので108円で購入。今後の旅の参考になりそうな情報も書かれていた。2006年の夏フェスファッション、自転車ライフ、資料として面白そうだった。

2005年のFUJI ROCK とASAGIRI JAM とRISING SUN での当時の夏フェスファッションスナップが多数。行った人の思い出になるであろう1冊。
なんとハンガリーのSZIGET FES までも取材。あとは自転車と旅の大特集。

しかし、自分が買ったのは旅カメラ特集。なんと、オススメカメラとして掲載されている機種がすべてフィルムカメラだ。2006年までは旅の思い出になるような写真はフィルムで撮るのが常識だったのかもしれない。

宮崎あおいがインタビューで愛機ニコンFM3Aについて語っているグラビアが7ページ。
3,4年くらい前に仕事でメキシコに行くことになって、その旅の前に、ちゃんとカメラを買おうって思ったんです。レンズやフラッシュも付けて、フィルムも何本かもらったうえに、さらに値切って、12万円ぐらいだったと思います。 
ぜったいシャッターがカシャって音がして、フィルムも手で巻くものがいいって思っていました。カメラ屋さんでいくつか見たんですけど、見た目も音もこのコがよくて、パーフェクトに近かったんです
ということは宮崎あおいがニコンを買ったのは16歳か17歳ごろ。うーん、自分がその年頃に12万円でカメラを買うなんてありえなかったな。自分もカメラはシャッター音がカシャという機械音がしてほしい。宮崎あおいに「パーフェクトに近い」と絶賛されたニコンFM3Aを作った技術者とデザイナーはいい仕事をしたんだと思う。

だが自分は現在に至ってもまだ一眼レフカメラを手に取ったことがない。友人に触らせてもらったことはあるのだが、なかなかほしい1台には出会っていない。
宮崎あおいのカメラストラップはメキシコへ行く飛行機の中で自身が麻ヒモで編んだもの。2006年の時点で所々切れた箇所があってカラフルな紐で補修されていたという。すばらしい個性的なカメラスタイリングだと思う。
ストラップはカメラが落下しないためのものなので、「ホントは、あんまりよくないんだろうけど……」と謙遜するが、宮崎あおいは服飾系の高校を選んだりしていたのでおしゃれでセンスがいい。

1週間のメキシコ滞在中、宮崎はほぼ毎日フィルムを現像に出していたという。
そうすると、成長しているのが自分でもわかるんですよ。毎日反省をして、あそこをもうちょっとこうしようとか、この角度から撮ってみようとか考えていました。それで、写真も好きになりましたね
宮崎あおいは「人を撮る派」と「自然を撮る派」どっち?
私は人ですね。花や空、夕焼けとかも撮りますけど……。山みたいに広すぎるものは、どこに中心を持っていけばいいのかわからなくて、私にとっては難しいんです。逆に人は、その写っている人に助けてもらえるし、自分でここの画角がいいっていう好みもあります
このインタビューの前には共演した西島秀俊も撮らせてもらったという。日本を代表するカメラ女子女優だな。若いうちからいろいろとカメラ道を正しく進んでいる。今はOLYMPUS PENユーザかもしれない。貧乏な自分はジャンクカメラを工夫して使えるようにしてスナップして歩く派という邪道。

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