2014年1月31日金曜日

KONICA C35E&L で撮る


1970年前後の目測ピント35mmカメラばかり集めてどうするって思われるかもしれないが、今この年代のカメラが安いのだから仕方ない。このカメラも525円で発掘したジャンク品。1971年製KONICA C35E&L だ。
名機C35から距離計とセルフタイマーを省略した普及機。アルミ製トップカバーが思いのほか白い。

このカメラもシャッターが切れるしファインダーがきれいだし、たぶんおそらく使えるとイメージして連れて帰った。家で電池を入れてみたら露出の針が動くし何も問題ない。
だが、今まで買ったジャンク品の中で一番モルトの腐食が汚いのと、フィルム蓋の皮が縮んで小さくなって、接着剤の跡がベトベト汚い!

腐食モルト清掃にテマヒマがかかった。それほどキレイにならなかった。フィルム蓋の皮を剥がしてアルコールで清掃。
アルコールに2日漬けてもベッタベタで使い物にならないし縮んでサイズが合わない。

しかたなく、ダイソーで皮っぽいブックカバーを買ってきて切って貼る。だが、この皮がシックハウスみたいなケミカル臭がたまらない。こういった素材は高くてもハンズとかでよい素材を使うべきだった。

ファインダーはまったく問題なくキレイだったのでトップカバーは開けないでそのまま試写してみることにした。使用フィルムはフジ業務用100、トイラボさんの現像&データ化。
横田基地
東京都瑞穂町 里山民家
瑞穂町六道山公園
世田谷区豪徳寺
世田谷区弦巻
狭山湖

1枚目と2枚目はフィルム感度ISO設定を40にしたまま撮っていた。だが、ネガフィルムは多少露出が多くても何も問題ない。
豪徳寺のまねきねこは露出の針が2.8付近で距離1.2mほどで撮影したのだが問題なく撮れた。

このカメラも自分にしっくりくるデザインと大きさ、そして、写真が撮れている感じがするカシャーンというシャッター音がいい。

それにしてもKONICA C35系カメラの安さ!程度のよさ!お金のかからない趣味としてうってつけ。自分はデジタル最新機種とか一眼レフとかぜんぜん関心ないわ~。人が見向きもしないカメラで風景を切り取る喜び、プライスレス。

もうこれ以上カメラを増やさないで写真を撮ることに専念したい。

2 件のコメント:

  1. コストを切り詰めて良いカメラを作る技術は日本の独壇場でしたね。自分もKONICAのコンパクトカメラ使っていました。
    KONICAがMINOLTAと合併して、さらにカメラ事業を売却したあたりで、もうフィルムカメラの時代は終わりになって、今は業務用か贅沢な趣味用のカメラ以外はスマホで済みます。iPhone用のカメラユニットはソニー製ですから、このKONICA系の技術でしょう。
    旅行や散歩のお供には、やっぱり写りの良い小さなカメラが必要ですね。

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  2. コニカの技術はそんなところに受け継がれていたのか。知らなかった~
    昨年秋から突然、安いフィルムカメラを見つけて遊ぶブームが起こってしまった。実はあと2カメラのレビューを書くつもり。もう増やしたくない。

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