Perfume WORLD TOUR 1st DVD 東南アジア盤

Perfume初の海外ツアー、昨年11月のワールドツアー1stのシンガポール公演を収録したライブDVD（東南アジア限定流通専用DVD）が7月2日に注文して、すっかり忘れていた11月4日になって届いた。

ユニバーサルジャパン国内盤で買うと市場価格4,980円はする商品が、経済格差のある東南アジア向けだと2,185円で買えてしまう現実。4ヶ月以上たって届くような商品だが、国内盤とどんな違いがあるのか？

この東南アジア限定流通版はリージョンフリーと記載されている。製造は日本製なので中身のデータは変わらないと思われる。同封されたブックレットも変わらないはず。スタッフパスステッカーも同封。

最大の違いはこのジャケットにマレーシアの正規品を示すホログラムシールが貼られていること。海賊版が多い東南アジアの商品だけに、正規品であることを示す証書が必要なのかもしれない。これは絶対に剥がせないシールっぽい。

さらに、背ラベルにもマレーシアの「検閲済み」を示すホログラムシールがでかでかとしっかり貼られている。やはりこれも剥がせない。こういう物は気になる人が多いかと思うが、気にならない人もいるだろう。日本国内で製造されたものを一度開封しているので、自分の個体はオビが一部破けていて、背ラベルを収納しているケースも一部破損していた。さすがアジアのクオリティ。

東南アジア市場限定流通版なので買うことには問題ないが、日本国内で販売すると違法だ。インターネット通販は国境を越えるので、こういうことが起こってしまう。海外展開で音楽ビジネスが儲かるものになるかどうかは難しいということだ。

やはり国内のPerfumeファンは国内盤を買うことが模範的な行動だろうと思うが、これだけの価格差があると、海外版に手を出してしまう人も多いかと思われる。

さて、このWORLD TOUR 1st 最終日シンガポール公演がいつのことだったのか、まったく覚えていなかった。今年のことのようにも思えたのだが、昨年11月24日のことだった。Night Flightをやったことも、コンピュータ・シティからエレクトロ･ワールドだったことも、衣装もこのDVD見るまで完全に忘れていた。憶えているのは「ウメさん」と「ドラえもん」ぐらいだった。あのライブビューイングから1年の時を経て、再びのシンガポールを試聴開始。

泣いた。Perfumeのライブはいかなる瞬間も奇跡である。この様式美と完成度の高さといったらない。圧巻のステージ。Fan Service bitter や GAME を思い出す。

台湾、香港、韓国の充実したメーキングも収録。世界どこへ行っても、日本語MCで通してどっかんどっかん笑いを取れるってすごい。どこも同じだ。

各会場のステージに合わせて綿密な演出のリハーサルと話し合いを繰り返す3人。どこであっても安定感がある。たくましく美しく成長した3人がまぶしい。

ロンドン公演とパリ公演の映像作品もほしい。やっぱりドーム公演、複数回行きたくなってきた。