2012年10月14日日曜日

臼田の巨大パラボラアンテナ


土曜日は天気がいいので友人のドライブにつきあって、長野県佐久市臼田にある臼田宇宙空間観測所の巨大パラボラアンテナを見に行ってきた。で、でかい!なんと直径64メートルで、もちろん国内最大。

1986年のハレー彗星を観測するためのプロジェクトのために山の奥地に建てられた。まず道路を作るところから始めるという大事業。

あの「はやぶさ」が燃料漏れで姿勢を制御できずに宇宙をさまよい行方不明になったとき、この送受信パラボラアンテナが「はやぶさ」の発するかすかな声を拾った。「はやぶさ」の帰還はこれのおかげ。衛星と会話するための設備。

それにしても寒い!高原にあるために風も強い。気温9℃で凍えた。

自分たち以外に40代ぐらいの男性1人と、地元のおばあちゃんと孫が来ていた。それほど見学するものもない資料室を見て巨大パラボラアンテナを眺めるだけ。警備員が1人いるだけで閑散としていた。
これは太陽系の実寸展示。この赤い玉が太陽。ボーリングの玉ぐらいの大きさ。その隣の5メートルほど離れたケースに米粒ぐらいの水星、さらに離れた場所に金星、地球と続いてゆく。ちなみに木星ははるか向こうに見えるガードレールのあたりにあるピンポン球。

土星にいたっては見えないぐらいにはるか遠く……。太陽系の姿を実感。

日本が基礎研究において世界から賞賛されるために莫大な費用を費やしていることを実感してきた。
野辺山の高原野菜を販売しているロードサイドの商店でパプリカ、ズッキーニ、林檎を買ってきた。ズッキーニはあまりに立派でスーパーで売られているものの5倍は大きくて1本100円。家へ帰ると3分の1をにんにくとオリーブオイルで炒めてケチャップとあわせてパスタにしておいしくいただいた。

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