2012年5月10日木曜日

Perfumeが表紙の「音楽と人」2冊

Perfumeが初めて表紙を飾った「音楽と人」2009年4月号をひと月ほど前に東京郊外のショッピングモール内のブックオフで105円で見つけた。おぉ、ラッキー‥‥ってまあ、発売時に買った1冊持ってるんだけど。105円なら迷うな!と買って帰った。

それにしてもこの表紙はすばらしい。額に入れて飾っておきたいクオリティだ。3人の街角スナップ的グラビアよりも、武道館後、代々木前の3人個別のインタビューがとても重要。

まずは、長年あこがれていたバンプの藤くん(藤原基央)に知人の誕生パーティーで初めて会えたと喜ぶかしゆかは、その場で「何を考えて作詞してるんですか?」と聞いたという。
かしゆか 「人にはいろんな世界観やこだわりがあって、譲れない部分を持って仕事していて、それを信じてるから、胸をうつんだろうなって気づいて」「じゃあ私の譲れない部分ってなんだろうなって考えたら、特にないんですよね。でも、Perfumeでいたいっていう気持ちはある。そこは譲れない。他には何もない。だからそれだけは必死でやってきたんだし」
今まであきらめずやさぐれずにここまで来れたことについて、あ~ちゃん
あ~ちゃん 「それは何かを勘違いしていたのか、もしくはもうダメだって思っても、この3人でいられることが自分たちの一番の喜びだな、って思い始めていたからなのか‥‥売れたいってあんまり思ってなかったのかもしれないですね。それは最近すごく感じます。なんでだろうな、って自分でも考えるんですよ。もう逃避して考えないようにしてきたのか、諦めてたのか‥‥や、でも諦めてなかったなぁ」
自分の殻を破ってくれたのはあ~ちゃんだというのっち
のっち 「あ~ちゃんは人の魅力を見つけて、引き出せる人なんです。のっちもあ~ちゃんにそうやって開発されたから。やっぱりずっと、自分を出していきたかったし、認めてほしかったんです。でも勇気ないし、才能があるとも思ってなかったから。あ~ちゃんはそんなのっちをわかってくれたし、それでいいよって言ってくれた気がするんですよね。すごい楽になった。それでステージに立ったら解放されたし、そんなのっちを求めてくれてる人が目の前にいたから、自分を出せたんですね」
この3人の仲のよさは見ていて楽しいし、感動的だ。どんな他のバンドもアイドルグループもかなわない奇跡のような多幸感を周囲に放出している。泣いた。ずっとこのままでいられたらいいと願う。

ちなみに、ワンルーム・ディスコにちなんで上京したときに住んだ寮について、3人は地震にビビっていたという。
あ~ちゃん「その寮、欠陥住宅だったんですよ(笑)。地震来たら絶対崩れるわ!みたいな。外壁もデザインでヒビっぽくしてたらしいんですけど」 
3人の魅力が最大に発揮されるのはライブだ!3人のノープランぐだぐだ話芸が繰り広げられる。ぜひ多くの人に観てほしい。


そして、2011年の年末に2回目の表紙がやって来た。「JPN」が発表された時期の2011年12月号だ。それにしてもなんと見るものを幸せな気分にさせてくれる表紙だろうか。これは3ヶ月ほど前に350円で手に入れた。

この号でも3人個別のインタビューと3人一緒のインタビューという構成になっている。ここではあ~ちゃんの言葉のみ引用したい。
「若さでは勝負できないですが、私たちの3人の結束力は誰にも負けないなって、自分たちのDVDを観たらあらためて感じます。それが一番素敵っていうか、すごいジーンとくるんですよね。私もいちファンなんです(笑)。 
たくさんそこに助けられているし。私がダメダメな時でも、ふたりはいつも優しくて、本当に心から支えてくれる。誰かがコケそうになった時は、一緒になって『今、危なかったね』って笑いあってる。他にこんな仲な存在っていないし、11年一緒に居るからそういう空気になれるんだと思う。 
いくつか夢を叶えて、どうしたらいいかわからなくなって不安でも、振り返ったらそれは全然変わってなかった。これが自分なんだって、ふたりを見てたらわかるし、そう思える今が幸せです。うん、本当にありがたいなって思って」
泣いた。この3人は最高だ。ギスギスして他人の足を引っ張ってばかりいるようなヤツだらけの職場とかは最悪だ。なくなってしまえばいい。日本がすべてPerfumeになってしまえばいい。NHK大河ドラマの視聴率が低調だと聞いた。どうかこの3人がミカドの前へこのままの衣装で現れてレーザービームをぶちかましてほしい。ミカドの病もたちどころに平癒するはず。

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