中央公論社から2005年に出たサンテグジュペリ作「星の王子さま」小島俊明訳を読んだ。なんと105円。ほとんど読まれた形跡がないピッカピカ状態。めくられた形跡もない。
もともとこの本はサンテグジュペリがアメリカに亡命中に子供たちへのクリスマスプレゼントを想定して依頼、出版された本なので、この版のようにプレゼントに適した美しい装丁が望ましい。
105円で買えるなら、ということで、これを機に購入して読んでみた。なんと自分はこの歳まで一度たりともこの作品に触れたことがない。
この作品を書ける著者はよほど純粋な人なんだろうなと思った。初めて読むタイプの話。この王子さまは純粋なようで鋭い。社会を風刺している。
自分もいまだに社会というものがよくわかっていないので、この王子さまの人間への眼差しが自分と似ていた。う~んとうなってしまった。大人も読んでみるべき作品だ。深い内容を持っていそうだ。
きつねの言葉 「肝心なことは、目に見えない」
その通りだなあって思う。
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