2011年5月29日日曜日

Messiaen par lui-même メシアン・オルガン作品自演

Messiaen
これも500円の棚から見つけたときは驚いた。パイプオルガンのモノラル録音のCDってどうなんだ?と躊躇しながらも、ラッキーと思いながらレジへ。

メシアンが1956年、パリ・聖三位一体教会カヴァイエ・コル製オルガンを弾いた自作自演 Messiaen par lui-même 仏EMI盤 4枚組み。1枚あたり125円で手に入れたことになる。

クラシックに関心のない一般人にとって相当ハードルが高いアイテムだ。メシアンが大好きな自分にもオルガン作品がいったいどのくらいあるのか見当もつかない。4枚組みでも全てはカバーしていないようだ。人類史上、アナログな方法でたどり着いたもっとも豪華で巨大な楽器。初期のシンセサイザーのように個人での所有はほとんど不可能だ。

自分は学生の頃からメシアンのオルガン曲が好きだ。「天上の宴」「永遠の教会の出現」「主の降誕」だけしか聴いてこなかったが、今回初めて「栄光に輝く身体」「聖霊降臨節ミサ」「昇天」「オルガンの書」を得た。「昇天」はオケ版しか知らなかった。これを聴き通すには4時間以上必要だ。1950年の「聖霊降臨節ミサ」と1951年の「オルガンの書」はこの時期ならではの過激な作風だ。

心配した音質だが自分にはこれで十分楽しめる。カッコいい新鮮で刺激的な音のステンドグラス。

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