中谷彰宏とかのスマートな仕事術とか整理術とかの本によると、安いからという理由だけでモノを買うということが一番やっちゃいけないことなんだそうだ。で、やっちゃった。ブックオフでこいつを見つけてしまった。洋楽の棚から1枚だけこれが光って見えた。ゲルギエフ指揮ロンドンso マーラーの交響曲第7番のライブ盤だ。べつに全然欲しくなかったけど、なんと250円!まじで?これって最近のCDでしょ?しかもSUPER AUDIO CDとかいう普通のCDよりも音のいいCDらしいのだが、ポータブルCDプレーヤーかiPodでしか音楽を聴かない自分にはまったく関係のない話だが。
ゲルギエフのCDを買うのも初めてだ。自分の認識では現在世界最高のスター指揮者のひとりだと思っていたのだが、日本のクラシックオタたちはこの人に対してかなり辛らつだ。え?!そうなの?
マーラーの全11曲?の交響曲の中で一番の不人気曲が第7番らしい。自分もこれ以外CD1枚しか持っていない。誰もがこの曲のこととなると言葉をにごす。誰もこの曲をよくわかっていないらしい。ゲルギエフは全曲を快速72分で演奏してしまった。第5楽章なんか聴いたことがないぐらいにサクサク速い。なんだか頭が悪そうに聞こえる・・・・なんていわないよ。だってこの人が世界で最高のマエストロの一人なんだから絶対に意図があってのことに間違いない。音楽を大学で勉強もしていない一般素人が「ダメ!」とか言うのってどうなの?と思う。ロンドン響の技術がすごいので聴き応えがある。わかりやすく噛み砕いて整理して「エイッ!」って・・それでもいいじゃん。この指揮者はオケからも支持されているらしい。
職場で自分はクラシックに詳しいと思われている。全然そんなことない。オタとよばれる人たちにまったく太刀打ちできない。別にクラシックって好きでもなんでもない。ただなんとなく知的なイメージがあるから頑張って聴いているだけ。知的教養のために無理して聴いているのが実態。
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