久しぶりの池袋。人ごみが億劫になってきて電車で池袋へ行くのはなるべく避けたいのだが、まあ家で寝ていてもね。
初めて行く劇場だった。新聞社がくばったタダ券らしい。年寄りばかりでびっくりした。平日の午後にタダ券映画を見るのは年寄りだけか。自分にとっても劇場で外国映画を見るのはものすごく久しぶり。
びっくりした。すごくいい映画。ロシアとフランスの時事ネタをもりこんだドタバタ人情喜劇。かつて世界の半分を支配した陣営の夢帝国・ソ連の栄光に生きる中年と老人たち。のだめカンタービレ劇場版よりはるかに面白い。
党と国家に逆らったため劇場の清掃員にさせられた元天才マエストロの中年男性の悲哀。壮大ななりすまし偽ボリショイオーケストラとしてパリ公演へ出かけるメチャクチャなストーリー。
びっくりした。すごくいい映画。ロシアとフランスの時事ネタをもりこんだドタバタ人情喜劇。かつて世界の半分を支配した陣営の夢帝国・ソ連の栄光に生きる中年と老人たち。のだめカンタービレ劇場版よりはるかに面白い。
党と国家に逆らったため劇場の清掃員にさせられた元天才マエストロの中年男性の悲哀。壮大ななりすまし偽ボリショイオーケストラとしてパリ公演へ出かけるメチャクチャなストーリー。
まったく映画の予備知識なく観始めたので、どこの国だろう?いつの時代だろう?という推測から始まった。みんなケータイとインターネットがあるのでおそらくプーチン時代?
時代に乗り遅れた人たちと、うまく立ち回ったガス王成金とか、ロシア現代事情を盛り込んでいるので、その辺の事情がわかって見たほうが楽しいだろう。
30年前のブレジネフ時代のこととかもね。マフィアの結婚式での撃ち合いとか、空港で堂々と楽団員のパスポートを何十枚も偽造しているところとか今のロシアっぽくてワロタ。あと、フランス共産党の現状。
とにかくロシア人が貧乏で品がなく、ガサツで酒飲みで、というキャラ設定。
とにかくロシア人が貧乏で品がなく、ガサツで酒飲みで、というキャラ設定。
一方フランス人はお高く留まったマヌケな人たち。ユダヤ人はどこでも商売というステレオタイプな描き方。
いくらなんでもスターヴァイオリニストと協奏曲をほんとうに1回も音を出さずにぶっつけ本番なんてできるわけがない!と思ったら、案の定耳をふさぎたくなるような開始。だがしかし、
KGBのマネージャーも最後は神頼み。もうマルクスは完全に死んでいる。
とにかく興行の世界のぎりぎりなお金の工面と調達と交渉がリアルだ。結局、最後はべしゃりがものをいう!
美人スターヴァイオリニストの出生の秘密も交えて奥深い人間の悲喜劇と奇跡!感動!はっきりいって傑作!こんなことが本当にできるとしたら、ソ連はものすごい国だったんだな。
起きてからなにも食べていなかったし飲んでいなかったので劇場の近くの喫茶店でコーヒーとアップルタルト。600円。
映画の後でパスタ(ヤリイカと明太子とアボガド)と苺タルトのセット1080円。
贅沢な休日を過ごしてしまった。
帰りの電車が帰宅ラッシュリーマン地獄になるのでなかなか池袋まで出かけたくなかったが、まあ楽しい休日だったかな。
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